地球に住まう人々の意識が変容していくために、いかなる仕事　（志事）　が私に割り振られても、それをひたすらコツコツと深めつづけていこうと、ますます熱く思うこの頃です。

「天の意」・・・これは現代語ですが、昔の表現ですと　「天つ意」　となり、そのまま素直に読むと　「あつい」　になります。

つまり、天の意志は　「あつい」　のです！

「おもてなし」　という表現は、あるデザイナーさんに言わせると、「表など無いという意味です。ほとんどが裏方ということです」　とのこと。同感です。

裏方が、たまたまスポットライトを浴びることもあるけれど、モノゴトの多くは裏方の　「あつい思い」　によって成り立つ。

たったひとりのスターなどいません。

多くの背景、多くの裏方、多くの支えがあってのスターです。

裏方という　「底力」　なくして誰もスターや主人公にはなれないのです。

皆が、他の全員の　「裏方」　に徹するとき、まことの全体繁栄が成されると思います。

人それぞれに好みがありますから、私個人が、特定の何かを強くPRすることはしない主義なのですが、今回はPRしたいものがあり、宜しければ鑑賞して頂きたいDVDがございます。

気がのらない方はスルーして下さい。気綱のコードを刺す気はありませんので。（笑）。

おそらく、TSUTAYAなどでレンタル開始になったばかりだと思うのですが、題名は　「太秦（うずまさ）ライムライト」　です。

主人公は、時代劇で切られ役（悪役）ばかりを続けてきた　「裏方」　の代表みたいな福本清三さん。

実に魂が震えるのです。本物の時代劇が好きな方なら、きっと醍醐味が分かっていただけると思います。

裏方に徹し、裏方の技を深め、裏方を愛し、裏方に誇りを持って生きてきた福本さんの　「あつい」　生きざまに、勇気の底力をもらいました！！

ドンパチばかりの痛快娯楽劇もいいけれど、たまにはこういうシンプルな渋みの世界をかいま見て頂きたいなあ。

時代劇保存会を本気で立ち上げたい今日このごろです。