原点の性質（神の性質）を呼び覚ますことから始めていきましょう！

「空」、「神」、「いのち」、原点を何と呼ぼうと、それは、全てを等しく受け入れている愛の状態にあります。
最初において、「空」「神」は自分自身をこよなく愛していましたし、他には何も存在しなかったから、ただ【自己愛】【自己満足】【自己完結】していたのです。

【愛の円環】（＝タントラ）がうまくいっていたのです。
自分自身が「自分の全て」を受け入れている「愛の状態」にあるとき、愛の光がジンジンと輝きだし、はちきれんばかりに光が歓喜します。「栄光」の状態です。

まずは、たった今、この原点に戻って下さい。
愛の【自給自足】が基本であり根本です。
これが自立です。これが「神」の赤ちゃん状態です。
【愛の円環】が、自分個人の中でスムーズにまわっている、パワフルな状態です。
外へ【愛】が漏れていきませんから、外から一切もらわなくていいのです。

これが、第一チャクラにおいてのチャレンジで、この「愛」の【自給自足】ができていると、生存に関する問題が全く起こりません。
食べ物、住む場所、家、お金、そういった生きるための外的状況やモノが整うのです。

第二チャクラは、この【自己完結】を土台として、さらに【愛の円環】の輪を拡大するチャレンジとなります。
自給自足の愛を、さらにもっと大きなうねりにして、それを他者に手渡しながら、二人の間でブレンドしながら「循環させあい」をするのです。
つまり、個人的な「タントラ」が、別の個人との「タントラ」に拡大されます。
第一チャクラの個人的なチャレンジができていないのに、パートナーとのチャレンジは無理です！

自分以外の誰かや、自分以外の物ごとから、【何かを必要】として「やたらと枯渇している」とき、真のパートナーシップや、真のＳＥＸは体験できません。
ここでも【自己完結】が基本ですので、心においても、ＳＥＸにおいても、マスターベーションが基本なのです。
【自己完結】【自給自足】を踏まえたうえでのみ、真のＳＥＸがおのずと起こってきます。
この場合の歓喜は、人生でたった一回経験できれば充分なくらいで、最高に満足でき、ず～～ッとその満足は消えません。

第一チャクラのチャレンジが済んでいないと、動物的なＳＥＸやレイプなどになりますし、第二チャクラのチャレンジが済んでいなければ、人間としての普通のＳＥＸ （＝相手から欲しがるＳＥＸ） しか体験できません。神のＳＥＸではないのです。
もちろん、どのＳＥＸも価値は同じですが。

ほとんどの人は、相手との関係において、「何を与えられるだろうか？」ではなく、「何が得られるだろうか？」と無意識に考えて、関係を始めます。
愛をもらおう、かまって遊んでもらおう、お金をもらおう、メールや言葉をもらおう、プレゼントをもらおう、満足や安らぎをもらおう、守護される安心をもらおう、ＳＥＸをもらおう、一生涯の保障をもらおうetc・・・。
そういう隠れた意図がないでしょうか？

これは【取引関係】でしかなく、愛ではありません。悪いとは言っていません。
もっと栄光に満ちた愛があるのだということを知って下さい。
パートナーシップの目的も、たったひとつ。「自分は何者であるのか」を表現する機会であるということだけです。

あなたが（あるいは双方が）「相手から何が得られるだろうか？」と思っていると、相手は（あるいは双方が）本当の自分ではない努力をし、自分らしくない行動をし始めます。
やがて、相手の要求に応えられなくなり、苦しくなり、この取引関係から離れたくなっていきます。
相手は自分を取り戻そうとして、あなたの要求どおりの役割をやめていきます。
恋愛や結婚なども含めた人間関係の目的は、相手に満たしてもらうことではなく、【愛にあふれた自立した自分】を分かち合う相手を持つということです。

人間関係のチャレンジ（第二チャクラのチャレンジ）は、相手が「あなたの要求」にどこまで応えてくれるか、そして、相手の要求にどこまで応じられるか、そういう【関係性への誤解】から離れることにあります。
人間関係では、各自それぞれが「自分の魂」（＝神としての魂）のことを考えるべきなのです。
人間関係は、「自分は何者か、何を提供するのか」、その経験のための最高の舞台と考えて下さい。
相手にばかり気持ちを向け、相手のことばかりにとらわれることが、失敗の理由です。

相手が何者であるかは、実はどうでもいい。
相手が何を所有しているかも、どうでもいい。
相手が何を欲求し、何を考え、何を言うのかも、それもどうでもいい。
大事なことは、その関係の中で【あなたが何者であるか】だけです。