貯金ゼロの、ある有名芸能人
無限の【いのち】を出すべく、命がけで取り組む生き様を【神】と呼ぶなら、有限のモノに命がけで取り組む生き様も、神の入り口と呼べるかもしれません。
以下は、ある芸能人のインタビュー記事からの抜粋です。
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競艇場の雰囲気って、醜いんですよ。僕も含めて、来ている人たちがホントに醜い。
でも、そこが大好きなんだなあ。
大晦日になると、そのヤバさは最高潮になります。
なんといっても集まってくる面々が、鬼気せまっていてスゴイ。他のギャンブルよりも、生活かけてやっている人の割合が高いんですよ。
きっとみんなツイていない1年を送ってきたんだな。でも、今日、ここで勝つことができれば、全てをひっくり返せる。そんなイベント、他にあります?
最低最悪を一気に最高にしてやる、と血迷っている人たちが集結しているので、場内は異様な熱気です。
その心の醜さといったらハンパじゃないですよ。
そういう人たちを見ていると、お芝居やテレビに出ている自分に対して、「 お前、気取ってんじゃねえよ! 」 と思えてくるんです。もっと醜く、もっと浅ましくなりたい。
徹底的に浅ましい人を見ると、素直に負けたと思う。
俺はまだまだ【道】を極めていないと心底反省する。それが大晦日の競艇場なのです。
有金を全部懸けるときの気持ちって、言葉では言い表せないなあ。心がギューンとつかまれて、気持ちがたかぶる。
ふり返れば、競艇で一番気分が高揚するのは、勝ったときではありません。
負けた瞬間です。
勝ったときというのは、瞬間的に脳内の快感物質があふれ出る感じにはなるけど、次の瞬間に、もっと【ゲイン】を増やそう、もっと欲しいという、さらなる欲が生まれてしまう。満足することに終わりがないんです。
ところが、負ける瞬間は一瞬でしょ?
ただ事実を受け止めるしかない。
汚いトイレの中で、便器に座って、サメザメと涙を流したこともあります。
ヒリヒリするこの焦燥にこそ、生きている実感を噛みしめるのです。
基本的に、お金は巡るものと思っています。
先輩におごってもらったものを、僕が返したことはないし、後輩におごったお金が自分に返ってくるわけでもない。
けれど、昔、先輩に言われた 「 金を使えば、自分に返ってくる 」という言葉は、大きな循環で見ればその通り。
お金も、物事も、きっと同じところにとどめておくより、流した方がいい。
なんて考えつつ、今年も勝負かけてきますよ。
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