先ほどの続きです。
よくある質問で、「どれがエゴの思いで、どれが虚空の思いですか？」というもの。
でも、その質問自体をも、ただ観照することです。思いや欲求が湧いたら、その欲求や思いを全て観照し、ただただ気付いていく。全ての思考や言語にただただ気付いていく。

何かをしてはいけないのではない。エゴの思いであろうが、中心の意識の思いであろうが、やってみればいい。ただし、自らが行なっているという意識をちゃんと保っていることです。その意識的で積極的な行動の中で、色々と気付くことができる。知ることができる。意識的に、気づきをもって、何でもやってみればいいのです。必ず分かるから。

気づきの状態であるとき、意識的に自発的に行なうとき、それが観照している（観察している）ということです。これが瞑想の真髄です。
ただジッと座って観照することだけが観照なのではありません。体験し行動することでの観照が最も大事です。日常の全てにおいて、自分が意図して行なっていることを忘れないでいること。意識的に実践し、意識的に行動し、何でも意識を持って行なうことです。内なる中心から全てを行なうことです。頭に振り回されて、無意識に混乱して行なうのではなく、スッキリと澄みきりの意識で行なうことです。古事記では、この澄みきりの意識を清明心と呼んだのです。

気づき意識１００％の究極へ！２０１４は澄みきりで！（ビールのCMではありません。笑）