眠り
「覚醒をするぞ!」と思うなら、それは完全に失敗する。
なぜなら、そこにはやろうとする主人公がいるからだ。
「自分」という主人公が「覚醒しよう!」と思っているからだ。
その「主人公」こそ、まさに「眠り」の正体なのだから。
覚醒が起こるというより、「眠り」が去ればいいだけの話し。
主人公が去ればいいだけの話し。
やり手が去ればいいだけの話し。
抽象的な意味で、私たちは、もうずいぶん長いこと眠りこけたまま歩いてきた。
私たちは学問や講義の内容なら大体は知っている。
でも、自分の本質については全く知らない。
自分とは何かを全く知らない。
眠りが去らないからだ。
長い長い眠りから抜け出すためには、かなり勇気がいる。
一般常識からの離脱と、死への恐れに向き合う勇気だ。
「自分」が死なないと、眠りは去らない。
「自分」が覚醒するのではない。「自分」を去らせるだけだ。
「自分」が消える時、
「自分」が誰でもなくなった時、
「まことの愛」によってねむり姫の眠りが去る。
「自分」というキャラクターが全て消えたとき、「まことの我」だけが残る。
「まことの我」を観ることの雄大さは、気付く意志を持った勇気ある人にしか分からない。
途方もない変容への意志を、本気で持つ人は少ない。
自我や自分を、人間意識という生命保険にかけたままで、神への覚醒を得ようとする。
それは無理だ。
そして、自我がよく使う【覚醒の擬似感覚】のトリック」にも要注意。
「ああ、覚醒した!」
いえいえ、ちょっと違う。それを喜んでいるなら、それは偽もの。
達成した感じがするなら、そこには「自分」が去らずにいる。
どうか知って欲しい。眠りが去った「まことの我」を!
「自分の死」というエクスタシーを知ってほしい。
あと一歩のところまで来ているから、再び眠らないで欲しい。
この眠りが去った歓喜の美を、あなたと分かち合いたいのだから・・・。
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