（長くなって恐縮です。でも相当に「中心」から出てくるので書きます。）
あなたが「無色透明」の「空」になるということは、あなたの今までが全部死ぬということだ。師はよく言っていた、「あなたが死ぬまでは、何も分からない」と。
最初は肉体の死のことかと思った。でも違う。

それはエゴの死。過去の死。仮想自己の死。プライドの死。握ってきた全てを死なせることだった。「バカは死ななきゃ治らない」の意味も、エゴはバカなのだから死なせなさいという意味だ。それが解放であり、みそぎであり、浄化・ヒーリングだ。感情的に快感を得ることがヒーリングではないよ！

エゴの死を受け入れて初めて、【死を超えた永遠の生】があなたに訪れる。ここには、あなたの信仰が試される。宇宙全体と人生全体への【あなたの信頼と信仰】が不可欠だ。叡智と至福でしかない宇宙全体への信頼を取り戻すチャンスだ。人生が歪んで観えていたのは、エゴの色めがね（ウロコ）のせいだったことに気が付くチャンスだ。色メガネの視点があったから、人生が怖かっただけだと気が付くチャンスだ。

そして、あなたが無条件に人生を深く愛しているなら、自ずと信仰も信頼も起こってくる。それは初めから私たちに備わっている本質だから。愛と至福の状態であれば、信仰が起こる。愛と至福の状態であるために、最奥の「中心」に深くつながることが重要なのです！！！
人生は贈られるもの。豊かさも贈られるもの。あなたが至福であり、人生の「全体すべて」を受け取る意志が普通にあれば、「人生の全体すべて」があなたを通過して、目の前に観えてくる。

人生のまことの姿は豊かすぎるほどだ。人生は、クリアーで、クリーンで、アッパレで、実に美しい！
だから、あなたに訪れる人生の「色あい」が悪いのではない。あなたの過去や、現状や、先行きが暗いのではない。過去からの暗い視点があるだけ。人生に不足があるのでもない。過去からの不足の視点があるだけ。人生が不幸色をしているのでもない。人生が淀んでいるわけでもない。

「どうせ、さっきと同じだろう」という視点から、過去の反射・反映が観えているだけ。そこには感動など起こるわけがない！
あるいは、心の奥で、「さっきと同じようであってほしい」「何も変わらない日々であってほしい」と思っていないだろうか？
逆に、特定の個人的な期待という視点、それがジャマになっていないだろうか？

個人的な、つまり特定の「部分的」なことに心を開くのではなく、おおいに「全体すべて」を受け取っていく意志が重要です。「欲張っていい！」と私は常に言ってきました。それは過剰期待をして出しゃばることなのではなく、受け取りの姿勢を四方八方に大きくオープンするという意味です。最初に大きな風呂敷を広げておくということです。最初に間口を広くしろということです。間口を広げても、エゴは死んでいるべきですが。

「全体すべて」を受け取る！
ちっぽけな部分的な願望だけにしか間口を広げないから、極大が入ってこられないのです。結果を取りに行かなくていい。今に覚醒して、中立に純粋に観ていればいい