斧の頭・無想剣
今日から三日間、富士リトリートです。
しっかりとカラダに取り組んでいきます。
もともとは
魂とカラダは陰陽一対でした。
「魂」からアイを受け取って
自由自在にアイを発揮するカラダでした。
ですが、いつからか
カラダは自我に乗っ取られ、
完全に「エゴ仕様」の
カラダになってしまいました。
そして長い時を経て、今再び、
魂とカラダが直結するチャンスの時を迎えています。
そのためには
個人の心という壁を壊すことです。
「個人の心」が残っていると、
それが壁になってしまい、魂とカラダが直結しません。
創造主や魂からのアイデアや導きを
現実界のカラダに届けられません。
すると、どう動いて活躍していけばいいのかが
サッパリ分からないのです。
個人の心(個人マインド)を
全て「そぎ落とす」ことによって、
魂とカラダを
直接に結ぶ(つなぐ)ことができます。
すると、魂の願い(天意)が
そのままストレートにカラダを通じて広がることができます。
魂とカラダが直結(融合・和合)すれば、
速やかに天意が現実化できます。
個人の心を全て「そぎ落とす」
「みそぐ」「身をそぐ」ことを徹底していきましょう。
そもそも「個人の心」とは
一体何のことでしょうか?
もともとは、心といえば
魂のことだったのです。
高次神界に所属しているのが魂ですが、
その魂が私たちの「本来の心・意識」でした。
その魂からズレて
別途に誕生したのが「個人の心」です。
個人の心は個人マインドとも言いますが
「4次元(心界)」に所属しています。
「個人の心」は
安全を欲するがゆえに、
不安定なことや危険なモノゴトから自分を守ること、
トラブルから身を守ることをします。
色々な痛みから自分を守ること、
敵だと思う存在から自分を守ることをします。
立場を守るために
色々と言い訳をしたがります。
個人の心とは
そういう特徴です。
つまり「守る心」が
「個人の心」の特徴です。
そして守る心はエネルギーボディ(オーラ)を
氷のようにして固めてしまい、
そのまま物理的なカラダを閉じ込め、
固めてしまいます。
安全を欲して(何かをこわがって)
自分を守ろうとするとき、
エネルギーボディを固めるだけでなく、
麻薬のような「アドレナリン」を出します。
これが細胞を壊すのです。
自分を守ろうとすればするほど、
細胞が壊れていくという皮肉です。
細胞が壊れれば
「病気」や「老化現象」として現れます。
守る心が
逆にカラダを壊すのです。
あなたの意識が「個人の心」
「個人マインド」そのものに合致していると、
自分を守ろう(他と闘おう)とする
クセばかりを繰り返します。
お互いが融合(和合)して発展繫栄することが
絶対にできません。
高次の魂だけが
融合(和合)する能力を持っているのです。
今の世の中、ほとんどの方の意識は
「個人の心」に所属しています。
つまり「4次元の心界」に
所属しています。
「4次元の心界」の特徴は、
安定と不安定の二極化で成り立っています。
もちろん「個人の心」としては
安定・安心・固定のほうを求め、片寄ろうとします。
不安定をいやがり、
ガッチリした安定(固定)のほうに片寄ろうとするのです。
カラダもその指示に従って
ガッチリと固まります。
そのくせ「自由自在がいいなあ」
などと思ってカラダを動かすので、ますますカラダは分断して壊れます。
長い歴史にわたって
私たちの「個人の心」は安定・固定を欲し、
カラダを固めるパターンを
繰り返してきました。
そして、道徳を守る、作法を守る、
マナーを守る、時間を守るといったような
世間一般では良き事とされる「守る」という行為も、
実際にはエネルギー・ボディや物理的なカラダを固めます。
残念ながら、守ろうとする心(戦闘モードの心)、
そういう「個人の心」が
今のあなたの「体質」を
つくってしまったのです。
「個人の心」を全部そぎ落として
「今の体質」を変えないと、
たとえ意識だけが崇高になったところで、
カラダの自由自在な対応能力(現実化の力)が発揮できません。
魂の崇高さを
カラダに直結させるには、
「個人の心」をそぐことを通じて
「体質」「カラダのクセ」を変えるしかありません。
個人の心を全く介入させず、
「魂とカラダを直結させること」の素晴らしさを伝えている昔話があります。
…………………..
昔、越後の国の山奥で
木こりが斧で木を伐採していたそうです。
すると一匹の異獣が
背後に現れました。
木こりは「何者?」と尋ねると、
「我はサトリという獣なり」と答えます。
珍しい獣の姿なので
「生け捕ってやろう」と心で思っていると、
サトリは笑いながら
「ダハハ!わしを生け捕ろうと思ったな」と見透かされてしまいました。
「こいつは簡単には生け捕ることができないなあ」と思って、
斧で殺そうと心でたくらむと、
サトリが「おいおい、今度はその斧で殺す氣かよ」
と言われてしまったのです。
木こりは「こりゃあ、かなわないな。さあ、仕事仕事」と
再び木を伐り始めると、
サトリは
「へッ!もはや勝てないと思ってお仕事ですかあ」と鼻で笑いました。
木こりは相手にもせず、
力を込めてドンドン木を伐っていたのですが、
すると斧の柄から
「斧の頭」の部分が抜けて宙を舞いました。
サトリの額は「斧の頭」が刺さって
無残にくだけ、二言と発せずにサトリは死んだのです。
……………………
剣の道には
「心妙剣」と「無想剣」の二つがあるそうです。
心妙剣(実妙剣)は、
自分が相手に加えようとする「狙い」がことごとく外れない達人のことです。
でも、サトリのように
「心」を読むような相手が来れば敗れてしまいます。
無想剣は、
斧の頭と同じで「心」がなく、
無念無想で動くことができるのです。
魂とカラダの直結(融合)です。
次回の更新予定は
4月18日(火)です。
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