どんなに素晴らしい才能を持っていても、
それを世の中に発揮したくても、

 

 

そして、どんなに素晴らしい何かを
世に提供しようと情熱を持っていても、

 

 

魂の「徳」が無ければ、世間には広がらないし
拡大していかないのです。

 

 

助けてくれる人材も来ないし、
色々な条件やタイミングも合わなくなる。

 

 

そして、本当に天が自分に「させたがっていること」なのか、
改めて「感じ直す」ことは言うまでもありません。

 

 

たんに自分がやりたいだけなら
発展しない。

 

 

天があなたに何をさせたがっているのか、
ここを感じ取ることは重要です。

 

 

天の意志、宇宙の意志、
地球や大自然が喜ぶことを積極的に為していくと、

 

 

それが本人の「徳」になっていきます。
その「徳」がまた自分を助けてくれるのです。

 

 

天に共鳴していないと、
天の意は分からないし、

 

 

地球につながっていないと、
大自然が喜ぶことが分かりません。

 

 

だから、天と地を結ぶ
軸（＝柱）が大事なのです。

 

 

本題へ。

 

 

思考はそれ固有の波動を持っています。
思い込みもそれ独自の波動を持っています。

 

 

歩き、走り、活動、カラダの動き、
それらも「独特の波動」を放っています。

 

 

あらゆるものが「波動」の存在ですので、
私たちも波動として生きており、「常に」何らかの波動を振りまいて生きています。

 

 

たとえ音声を発することなく無言であっても、
全身からは波動が出ています。

 

 

荒々しい波動、沈んだ波動、興奮の波動、
色々な波動を振りまいていますし、宇宙に大きく影響を与えているのです。

 

 

なので、できれば魂の波動（爽やかで美しい波動）を
そのまま振りまくような【カラダ】でありたいものです。

 

 

筋トレをする人は、
どうしても「勝ち負け」の意識がカラダに入り込みます。

 

 

ですから、筋肉を中心に生きてきた今までの私たちは、
どんなに魂のアイを磨いたとしても

 

 

その魂の波動を表現する時には
【筋肉】を通じて出すことになりますから、エゴの波動（雑音）が混じってしまうのです。

 

 

これからの私たちのスピリチュアルなチャレンジは、
魂として向上することだけでなく、【カラダ】をも向上させることにあります。

 

 

自らの意識を「魂の次元」にまで高めて、広げて、
もっと深めていくことは、どのスピリチュアル業界でも叫ばれています。

 

 

それでも弥栄という天意（アイ）ではなかったりしますし、
ましてや【カラダ】までも覚醒させていくことを明言している方があまりいらっしゃらない。

 

 

私も、カラダは二の次だと思って生きてきましたし、
筋肉中心（アドレナリン中心）に生きてきましたから、

 

 

今になって、カラダのその「ひずみ」や「痛み」を
修正し直している最中です・・・（汗）

 

先日、ある方からメールを頂いたのですが、
そこには「うんうん、その通り！」と相づちを打ちたくなるようなことが書かれてありました。

 

 

（以下です）

 

 

筋トレをバンバンやって、
力任せにカラダを使っても痛めない人もいる。

 

 

そういう人は、心とカラダの方向性が
一致しているから矛盾が無い。（いい悪いではなく）

 

 

一方、「自分が」という生き方をやめた人が、
従来のまま自分でやろうとすると、カラダはＮＯと言って痛みを発する。

 

 

だから生き方を
完全にシフトしなさい、ということ。

 

 

（以上です）

 

 

魂とカラダは陰陽一対ですので、
本来、私たちは両方に取り組んでいくはずだったのです。

 

 

魂だけが「神あがり」する人は
比較的多いようですが、

 

 

魂とカラダの両方が最高に出来上がった状態が
本当の「神あがり」であることを忘れてはならないのです。

 

 

今まで身につけてきた筋肉の力（＝我の力）を
カラダからドンドン抜き去って、完全にそぎ落としていく、まさに「身そぎ」とはこのことでしょうね。

 

 

色々なワザや技法を身につける前に、
「自分の力」を完全にそぎ落とすことが先だったのです。

 

 

余分な波動、余分な考え、余分な力を全て抜いて、
もっと抜いて、徹底的に抜ききっていくと、それ以上はもう何も抜けなくなります。

 

 

あとに残るのは、
私たちの魂の波動だけになります。

 

 

極小の波動が中心になって
極大のものを動かしていく、これが宇宙の姿です。

 

 

先日、武道の達人の
YouTubeを観る機会がありました。

 

 

達人の「カラダの使い方」は非常に卓越してますが、
その動きを５分くらい眺めていると、

 

 

達人のカラダから出ている波動が
私の中へとス~っと取り込まれてしまうのです。

 

 

ただ動きを観ているだけなのに、
目から入った波動が脳に届き、全身に広がってカラダが共鳴していくのです。

 

 

そうすると、私のカラダが
本来の「我の無いカラダ」に戻るのがわかりました。

 

 

天の氣とつながり、
地とつながっている達人の生き様（魂の生き様）が、

 

 

そのまま私のカラダに
共鳴を起こすわけです。

 

取り込む「波動の種類」がいかに大切かを、
改めて思い知りました。

 

 

達人の波動はとても心地よく、
とても自然で、とても呼吸が深くなる感覚です。

 

 

その動画と対比する意味で、そのあとに、
個人的に大好きなバレーボールの試合（YouTube）を５分くらい眺めてみました。

 

 

すると、すぐにカラダが緊張し始め、固くなっていき、
興奮してアドレナリンが出始めるのが分かりました。

 

 

心地よくない感覚でした。

 

 

普段の私たちは、こうやって
何気なく没頭して観ている画像の数々や音声から

 

 

ものすごく「波動」の影響を受けているのだと
初めて実感しました。無意識に波動を取り込むのです。

 

 

思考も波動、思い込みも波動、動きも波動、
だとしたら達人の波動を観ることは、

 

 

彼らの素晴らしさに近づくための
最も簡単な方法だと思いました。

 

 

骨から動きながら、筋肉の力を
限りなく「そぎ落とし」ていくと、天地の通路としてのカラダが完成するのです。

 

 

天の意がそのまま具現化されていくような
素晴らしいカラダになるのです。

 

 

残念ながら、武道の真の達人は
本当に少なくなっているらしく、動画としてもあまり残されていないようです。

 

 

武道というよりは、勝ち負けの武術になってしまい、
スポーツ全般が筋肉中心、筋トレ中心になって

 

 

骨から動く、中心から動く人が
減ったからではないでしょうか。

 

 

ただ、イチロー選手だけは
「カラダの使い方」が武道の達人たちと同じ方向性になっていますので、スポーツ界の異端児といえます。

 

次回の更新予定は
１２月９日（金）です。