全ての人が内面の深部に宿している「神魂」と、
その作用としての神性・仏性・霊性のおかげで、

私たちは「永遠者」「永生者」「不老不死者」へと
近づいていきます。

人間エゴの肥大化という意味の
「偽の進化」ではなく、

純粋な「弥栄創造主」に立ち返るという「神化」こそが
本当の進化であることを思い出し、

「神化」が進むにつれ、
永遠者に近づくのです。

その場合、私たちの内面を満たすものは
「無限」の光ですが、

そこに間違って「有限」なものを侵入させると、
それが「偶像」になっていきます。

この偶像が、私たちの内面で
悪魔的な力を発揮することも増えていきます。

特に私たちが「有限の財産」に
絶対的な崇拝をするようになると、「財産の偶像化」が起こってきます。

このことを、人間現代学の
マックス・シェーラーは次のように説明しています。

「人間は自分が作った偶像に魔法にかかったように縛り付けられ、それを（あたかも）神であるかのようにもてなす。
このような偶像の財を持つか、持たないかという選択は成り立たない。

成り立つのはただ、自分の絶対領域（神域）に「神」を、すなわち神性・霊性という財を持つのか、
それとも偶像を持つのか、という選択だけである」・・・と。

もちろん、「金銭的な財を持つな」という意味ではなく、
金銭という偶像に振り回されることなく、

天の意志に沿って使いこなせるだけの
「神性」「霊性」を持っているかどうか、そこが重要だということです。

金銭だけがあっても、それをあつかえるだけの
「内面の豊かさ」「スピリチュアリティ」が無かったなら、金銭を持っていないことと同じです。

私の知人（Kさん）が、
とにかくお金が欲しくてたまらない時期があり、

営業を頑張って続けて、
毎月７千万ほどの収入をずっと得ていたようです。

ところが、次々と人にだまされるような経験を
沢山するようになっていったのです。

Kさんが学んだことは、どんなに金銭を得ても、
ショックなことや悲しい思いをするなら、幸せじゃないということでした。

金銭を所持し、
それを動かすのにふさわしい霊性（スピリチュアリティ）を本人が持っていない場合、

お金を動かすのにふさわしい人に育つための
「スピリチュアルな経験」が先に来ます。

お金だけあっても意味がなく、
それを使ってどうするかが大切です。

内面が貧しく、愛も喜びも感謝も祝福もないような内面をそのままにして、
何を得ても幸せではありません。

私の経験からも言えることですが、
とにかく働いても働いても、ダメな時はダメで、

お金がカツカツな状態が
続く時期があります。

借金がふくれあがり、
極限までカツカツの状態を経験させたいからこそ、

ハイアーセルフは
そういう状況を「用意する」のですが、

そこから逃げて、表面だけを何とかしようとしても、
一瞬はよくても、お金はカツカツのままなのです。　

やはり、エゴの進化ではなく
神化が不可欠です。

スピリチュアルな方向に
意識を１００％向けることです。

創造主や神々の意志に
１００％添い遂げていくことです。

そして、神化への意志を固めたとしても、
しばらくは、相当にギリギリまで追い込まれる期間があります。

その現実空間と恐怖感を
覚悟して受け入れて下さい。

恐怖を土台にした古い時空間が
光へと昇華していくプロセスですから・・・。

その強烈な恐怖が、ギリギリMAXの絶頂ピークを迎える瞬間、
あなたの頭は真っ白になるでしょう。

まさに失神する感覚です。
その時、ようやく自我が「人生ハンドル」を手放すのです。

茫然自失となりながら、
自我の波動は一気に砕け散っていきます。

あとは、宇宙におまかせして下さい。
きついピークだからこそ、受け入れていくと別天地が待っています。

内面をかえりみて、恐怖感を昇華しながら、
魂としてのスピリチュアルな生き方・考え方に変えない限り、

外側の富裕も
遠のくばかりです。

お金をかせぐために仕事をする、
そのことが人生の目的ではありません。

宇宙創造主の波動に信頼でつながり、
明日を心配せず、いかなる瞬間であっても（何をしていても）、

魂の愛を磨き続けていくならば、
「収入がぁ～」とか「生活がぁ～」と、わめくような出来事は起こってきません。

そして、何よりも重要な秘密ですが、
「今」という「ゼロ時・ゼロ秒」から意識をずらさないこと。

それが虚空という創造主（無の空間）に
一体化する秘訣ですので、

たった一秒前とか、一秒後ですら、
意識を向けないこと。

「今ここ」に意識を置くって、
そういうことです。

意識が「今」からズレてしまうと、
「虚空」から自動的に降りてくる「豊穣」を受け取れないからです。

私たちは、本来、お金を生み出すのが
上手な人になりたいわけではなく、

豊かな現実を創ってやまない
「自らの神化システム」を追求しているのです。

明日（２３日）も書きます！
コロナウイルスに関しての真実を！