洞窟の中
洞窟の中に閉じ込められた
奴隷の寓話があります。
奴隷たちは洞窟の中で働き、壁に映る自分の影だけを見て、
壁の上で起こっているモノゴトが唯一の現実だと信じ込んでいます。
その影があまりにもクッキリしているために、
「影」が彼ら自身の投影であることさえ分からないのです。
奴隷たちの目線は壁の影にくぎ付けになっており、
洞窟の外側の世界に関しては何も知りません。
彼らにとって
外側はナイのです。
この寓話を私たちの生へと
翻訳するなら、
私たちが特定の洞窟の中に生きていて、
その影だけを見ていること、他には何も知らないことを意味しています。
これは私たちのマインドの寓話です。
あなたは真の現実をどこまで知っていますか?宇宙の現実の何を知っているでしょうか?
私たちの小さな「頭脳」こそが
私たちの「洞窟」になっています。
頭脳の中のスクリーン(壁)に投影される思考も感情も、
全ては影であり、いかなる実質も持ちません。
洞窟の中は
バーチャルな幽界なのです。
そして洞窟の中で、奴隷たちは
怒り、嫉妬し、苦しみ、怖がり、不安になり、悲しむ。
なぜなら、その影に
同一化することを学んだからです。
それらは悪循環を起こします。
その怒りは奴隷たちをますます怒らせ、
より大きな怒りは
大きな影となって「現実となって」写し出される。
現実とは
自分の内面の
「影」である・・・
それさえ忘れて、奴隷たちは
影に怒り、影を怖がり、影を何とかしようとする。
所詮、洞窟の中にいては
自分にも光はあまり届かず、貧しい内面の自分のまま。
弥栄の光が貧しい自分だから
影も貧弱で小さいままです。
奴隷たちは、小さい頭脳の外側に、
マインドを超えたリアルな「真の世界」
「真界(神界)」があることを
考えることもせず、
自分たちの人生を
洞窟の中に捧げています。
あなたの思考、あなたの感情、あなたの個人的な感覚、
そういう人間的な性格を遥かに超えた「真界(神界)」が存在することを知らない。
それは単に忘却しただけです。
そして、あまりにも洞窟の中になじんでしまった。
本物のスピリチュアルの役目とは、
あなたが洞窟の中の「影」ではなくて、
「影を創造して観察する魂の側」だったと
思い出させることにあります。
あなたが観察意識になった瞬間、
洞窟から出ることができて、
洞窟での古い影(人格・性格)は
消え始めます。
あなたが自分の人格・性格と
同一化すればするほど、洞窟の「影」は養われ続けます。
あなたが、いかなる思考や感情にも同一化せず、
ただ中立な観察者(判断せず、分析せず、非難せず)であるなら、
ゆっくりと影は消えていきます。
マインドの思考、頭脳の思考から脱すること、それだけです。
その瞬間、あなたは
洞窟の外の世界に気づくだけでなく、
自分の内側には
「外側以上の神秘」があることに気づくのです。
洞窟の外にある太陽、雲、星といったような
美しい弥栄発展の世界を超えた、もっと素晴らしい「神秘」に気づくのです。
洞窟の外は
非常に美しいですが、
あなたの内なる中心世界(創造の神界)は、
その百万倍以上も美しい!
一旦、思考と感情の洞窟から出ることが出来たなら、
あなたの魂は
宇宙意識(宇宙根本精神)の一部になります。
神魂の復活再生です。
そして、洞窟の外の現象世界を楽しむことは
実に素晴らしい体験ですが、
忘れて頂きたくないのは、
あなたが最も高い頂点に居るということです。
それが生命の中心としての神魂です。
あなたの生きる姿勢の根底に不可欠なのは、この生命の中心に立つことなのです。
明日(20日)は、フォローアップ講座のため
ブログはお休みさせて頂きます。
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