私たちのまわりには
宇宙空間という広大な「場」が存在していて、

その場に自分自身や人類や物質が
「入り込んでいる」という認識をしていないでしょうか？

広大な場が先にあって、自分はその空間の中に
「後から」生み出されたちっぽけな存在のように思っているのではないでしょうか？

世間や世の中や環境というものが先にあって、
その中にあなたが放り込まれていると思っていなかったでしょうか？

だから、ダメなモノゴトをつい環境のせいにし、
世の中のせいにしていなかったでしょうか？

でも、違うのです。常に毎瞬、あなたの「意識」が最初にあり、
そこに後から「空間」が次々と創られ、開かれているのです。

このことを物理学では
「座標系」と申しております。

人数分だけ意識が存在し、
その意識が「それぞれの空間」を創って見ているのです。

ですから、あなたから見た現実空間は、
他の方が見ている現実空間とは同じではありません。

意識それぞれの波動が
異なるからです。

「自我」の意識と「神魂」の意識とでは、
創る空間が全く異なり、光の分量も全く異なるために、

ショボイ時空間になるのか、
豊穣の時空間になるのか、あなたの意識の質によりけりです。

私たちが宇宙創造主と全く同じ意識（魂）であれば、
豊かな発展繫栄する空間を創造し続けることができます。

いずれにしても、意識のほうが
空間よりも先に存在しなければ、空間（創造の場）は整わず、

豊かな素晴らしい「時」を
発芽させることができません。

あなたの意識次第で、あなたの周囲は
無限の空間にもなりますし、限界だらけの窮屈な空間にもなります。

赤ちゃんの時は、まだ意識がハッキリと醒めていないために、
意識を大きく広げることができず、周囲の空間は狭いのです。

大人からすれば、家の窓から遠くの富士山まで見えていても、
赤ちゃんの空間には、近くにいる母親の姿くらいしか存在していないのです。

もともと空間には制限がなく、
決まった広がりも高さもありませんから、

自分が思った通りに空間は変化し、
広がっていきます。

あなたの思い一つで、
空間の大きさも「時」も伸び縮みするのです。

空間の創造は、
あなたの意識しだいです。

朝、あなたが目を覚ますと、
意識が立ち上がります。

そして昨日の「記憶データ」をもとにして、
いつもと似たような空間を新しく開きます。

テーブルの空間、椅子の空間、
テレビの空間、壁の空間、スリッパの空間、

それぞれの場を
「無意識に」あなたが開くのです。

あなたが見ている空間は、それぞれの物体・物質空間が
幾重にも重なってダブった状態になっています。

あなたという意識が
「今ここ」にちゃんと存在しなければ、

今ここの現実空間は開かれず、そこに色々なモノを
配置させて存在させることが出来ないのです。

明日のことを心配したり、
昨日のことに意識が向いていたり、

イノリ（人生の目的）もなく
無意識に生きていれば、豊穣の時空間は整わないのです。

そういうわけで、今もこの瞬間に
「あなたは自らの現実空間を創っている」のです。

ですから、
自分の現実に関して
誰も文句は言えません。

宇宙創造主は、常に最高次の波動によって
「発展繫栄の空間」を創りますが、

私たちも同じ能力を頂いているのですから、
同じように最高次の波動でもって空間を創ればいいだけです。

全てに感謝し、全てを喜び、
全てを愛し、全てを楽しむ、そんな神魂の波動で「場」を整えていって下さい。