風天(風神)
人は生きている間、
息(呼吸)をしています。
古代、風の神(風天)は、
生きるのに必要な「命の素」を運ぶとされました。
宇宙生命の
「息吹」そのものですし、口から放つ「言葉の本質」の神でもあります。
ところが、
「風天」に関する歴史的な記述は意外と少なく、
その正体は
つかみがたいのです。
言わば、空気みたいな神なので、
把握しづらかったのでしょう。
その理由として、「風よ、どうか吹いてくれ」
などという願いごとをする人々が少なかったこともあるでしょうが、
「風天」が単なる風の精霊ではなく、
もっと奥が深い神だからとも言えます。「風天」とは風来坊でもあり、フーテンの寅さんの由来もソレです。
あとから書きますが、
「風天」と「内なる耳」には、実に深い関係がありました。
先日の比叡リトリートでも、
そしてブログや講座でも、「内なる耳」を研ぎ澄ますことを提案させて頂きましたが、
「怖れ&否定の声」を聴くためには、
「内なる耳」の開花は必要不可欠でした。
不思議なことに、
ちゃんとリトリート前に「耳の神」(ミミ族の神)から呼び出しがあり、
広島県の
「耳の神社」に参拝してきました。↓
本殿には、
大きい耳のオブジェが祀られていました。(画像参照)
この参拝以降、以前にも増して
私も「内なる耳」を研ぎ澄ましていきました。
そして、あらゆる「怖れ&否定感」を手放していくにつれ、
さらに気付かされたことがあります。
それは、「内なる耳」には
怖れの声だけでなく、新しい叡智や情報もちゃんと届いてくれますが、
それらは
全て・・・
「風天」の
神働きの
おかげでした!!
その気付きの発端になったのは、
ある雑誌を読んでいた時のことですが、
神仏の名前が
色々と書かれていたページを読んでいたら、
「風天」の文字だけが、
いきなり黒々と大きくアップされたのです。(飛び出す絵本みたいに)
「え?風天?」と思い、
急に気になり始めて、その後、スラスラと意味が分かってきました。
「風天」は、
天と地の間にありて、天地をつなぐもの。
一般的には
大気、生気、風力、などです。
「風天」は、
古事記では「シナツヒコノカミ」と呼ばれ、「シナ」は「長い息」の意味です。
「ナ」は「長い」、
「シ」は「息・呼吸」です。
「風」のうわさ(虫の知らせ)、
「風」の便り、「風邪」という表現からも分かるように、
「風天」には奥深い働きがあり、
色々な通信とか、メッセージ伝達とか、情報の循環という作用もあります。
フッと舞い込む「ご縁」も、
「風」が運んでくる。
そして、私たちの
人生の風向き、命の風向きにも関わって下さる神だと分かってきます。
「風天」が息であるなら、
あなたが吐く息に乗っけた想念は、万里を走る・・・。森羅万象に向かって満ちていく・・・。
そんなことを紐解いているうちに、
「風天」から早速お呼び出しがありました。12月中には参拝してきます。
今、関わっている講座、
来年のセミナーなどでも、活躍して下さる内在神の一柱だそうです。
このように、どなた様に限らず、
各自が「命の方向」をハッキリと意図するとき、
その方向性に同調する内在神が、
必ず自らをアウトプットするようになってきます。
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