吹毛剣(すいもうけん)
■11月末には、
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アップできるように致します。
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意識にも色々あるのです。
「所有の意識」もあるし、「気付きの意識」もある。
手放していいのは
「所有の意識」のほうです。
そして、「覚醒」させて頂きたいのは、
「気付きの意識」のほうです。
「気付きの意識」がさびついてくると、
気付きが鈍感になるため、
喜びの感度が鈍くなり、
生きていることが退屈になります。
退屈になれば、
ますます「気付きの意識」は錆びついていきます。
このような「意識の感度の錆びつき」を
「意識の眠り」と言います。覚醒とは逆(=不覚)の状態です。
意識の錆びつき(不覚)を防ぐには、
自分の意識は自分で「研ぐ」しかありません。
吹毛剣(すいもうけん)という
伝説の剣があります。
吹きかけた毛が
スパッと切れるほどの切れ味を持った、人間の妄想をも断ち切る伝説の剣です。
そんなスゴイ剣でも、
日々磨かなかったなら、切れ味が悪くなります。
私たちの「気付きの意識」も、
常に磨いていないと、刀と同じように錆びついていくのです。
だから、いったん覚醒した人でも
「覚醒を知った」ことに慢心すると、意識は知らないうちに錆びついていきます。
誰もが、
いつもの日々を過ごしていれば、
段々とその毎日が当たり前になってきます。
普通の平凡な日々が
当たり前になるから、
自分に対しても、人に対しても、
世間に対しても、当たり前になっていくのです。だから退屈になって、強い刺激ゲームに走る。
一時期流行した「覚醒を達成する」もその一つ。
覚醒の達成を欲しがることと、「気付きの意識」で居続けることとは、似て非なるもの。
当たり前になる・・・、
この言い方を変えますと、
慣れすぎて
「すれて」しまう
ということです。
すれっからし
になってしまう。
人との付き合いにも
「すれて」いくし、
世間にも「すれて」いくし、
学ぶことに対してさえも「すれて」いく。
だから、シンプルで簡単なことを、逆に、
複雑に学び過ぎるクセになります。
シンプルなことに対して、
完全に意識が「すれて」しまっているわけです。
だから、基本的なこと、
簡単なことをバカにするようになる。
何より怖いのは、
自分自身に「すれて」しまうことです。
自分自身に対して
「すれて」いくと、
自分に飽きてしまい、
感謝もしなくなるし、興味も持たなくなる。
要は、自分に愛を感じなくなる。
こうやって自分に対する気付きの意識が眠って、自分に鈍感になる。
自分自身を深く
観察しなくなる!
ですから、
「気付きの意識」を覚醒させたなら、日々磨き続けて下さい。
そして何かに気付いたなら、
ますます繊細に気付き続けられるよう、意識の感度を深めて下さい。
誰も自分の意識を
研いではくれません。自分でしか研げません。
色々な気付きに対する「切れ味」を
失わないようにして下さい。
※明日は、あまりにも錆びついてしまった意識を、
少しばかり揺り動かすための記事にしたいと思います。
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