依存を手放して、
自己セラピー・自己ヒーリングができるようになれば、

新化（進化）も
自ずと起こるようになります。

自己セラピーは、
分断された部分同士の

「情報交換」を
回復させることに
他なりません。

それは、自と他の分断、
意識とカラダの分断、

さらには意識の中の
異なる部分同士の分断をなくすことです。

いつもギャーギャー騒ぎ立てる
優位な人格の部分ではなく、

もっと隠された部分、
自分でも知らないような、分かっていないような

抑圧されてきた部分にこそ
「内なる耳」を澄まし、

自由に、素直に、率直に
「語りを聴く」ことは、高度の「愛の芸術」と言えるでしょう。

ただし、部分の
「語りを聴く」のは
それらの言いなり
になることから
自由になるためです。

皆様の内側にある「見たくない部分」は、
意識から切り離されて

「無意識」の中へ
葬られてしまったのですが、

そことの情報交換（コミュニケーション）が
再開するということは、

統合に向かう第一歩であり、
新化（進化）のプロセスとしては非常に重要なことです。

統合とは何か？

部分（言い分）が
全一・全体へと
「組み込まれる」
ことを言います。

それが「癒し」だと
昨日も書きました。

ですので、
統合＝癒し
と言えます。

新しい世界（新しいパラダイム）は、
統合する時代ということです。

それは「個人的なあなた」（＝個人的な言い分）が
全てにおいて光へと昇華し、

ゼロ(空)に
帰することです。

全てを祝い、喜ぶような
無我になることです。

「意識」と「無意識」との
コミュニケーション（情報交換）や、

「意識」と「カラダ」との
コミュニケーション（情報交換）が、

もっと活発になれば、
それらは最も無理のない形態へと自然に「統合」していきます。

そして古いものは
自然に落ち去っていきます。

生命存在としての
健全さ（健康）、人生における健全さ（豊かさ）は、

それぞれ分断された「部分同士」が
互いに意識を向けあうことで、

自ずと
もたらされるのです。

長らく抑え込まれ、沈黙させられてきた「部分」には
語らせる必要があります。

皆様の中にある「ひとつの部分」が
「別の部分」を理解し、受容することが可能になれば、

深い洞察や
気付きが得られ、意味が理解でき、

全面的に無条件に
「自己を容認」することができます。

部分同士の
コミュニケーション回復のためには、

皆様が「一切の好き嫌い」「特定のこだわり」を
手放すことが求められます。

中立な愛の意識に
なることです。

偏った好み、好き嫌い、こだわり
なんてものは、

分断の意識（自我）から生じた
「過去の記憶情報」に過ぎないし、要は子供っぽい好き嫌いでしかありません。

宇宙的な大人、
つまり神の意識には、
好き嫌いはナイ。

ですから、「今ここ」で
好き嫌いを手放すと意図して下さい。

モノゴトや何かに対する「好き嫌い」が全く無ければ、
全面的なハートフルネスになれるので、

カラダへのバイオレンス
（＝焦り・頑張らせること・緊張させること）に関して、

実に多くの「情報」を
得ることができます。

例えば、もし私が
常に目を見開いて、肩を上げているならば、

「世の中がどれほど危険か」
ということに関する「思い込み・観念・信念」を

私が持っている可能性が大という「情報」を
得ることができるわけです。

中立にハートフルネスになって、
意識的に目覚めていなければ

「情報」は得られず、
自分を全面的に知ったとは言えません。

あるがままの自分を
観察できていない場合（知っていない場合）、

全一への統合は
できないし、

ましてや
新化変容もありえません。

自分を限定している
隠れた「部分」（信念・観念）を知って初めて、

その操作から
出ることができ、統合へと向かうのです。

私が残念だと感じるのは、
「全一への統合」という表記にはOKでも、

「無我になる」「無私になる」
という文言には（無意識に）拒否反応をする人が多いということです。