意識を「使いこなす」
はるか昔から、
賢者たちはこう言っています、
「私たちの諸感覚は、
噓を言っている」
と。
例えば、視覚を通じて他者を見ると、
確かに他者は分離しているように見えます。
それは肉眼が
「物理的な部分」しか見ることができないからです。
でも、余分なものが詰まっていない純粋無垢な「意識」は、
全く違った見方をするのです。
全一なる見方、
調和がとれた全体的な見方ができます。
だから、この素晴らしい意識を
ぼ~っと眠らせたままにせず、明確に「使いこなす」ことを思いださねばなりません。
長く忘れ去られていた【意識の全体性・全一性】を
思い出す時に来ています。
意識の使い方なんて、
学校で教えてもらっていませんが、それを思い出すにあたっては、
「今ここ」
「ハートフルネス」
「ノン・バイオレンス(非暴力)」
という3要素が
その助けになります。
全一こそが真の現実であり、
私たちがそれぞれ分断した存在であるという見方は幻想です。
最も破滅的な幻想は、
自他を区別するという見方です。
自分とか自己という言語によって、
人というものが基本的に分離して生きていると認識させられていますが、
これは
大きな誤りです。
私たちは、自他の分断だけでなく、
意識とカラダを分断し、しかも、意識とカラダに優劣をつけました。
それだけにとどまらず、
ついに意識さえも、さらに細かく分断したのです。
こうやって、意識とカラダの
全一性を破壊すると、
意識とカラダにおいて
愛によるまともな「情報交換」が行われず、
モノゴトを
あるがままに素直に経験したり、観察することができなくなります。
だから、至福も喜びも愛も
感じられないわけです。(昨日書いた、情報交換の大切さが分かって頂けるはずです)
皆様の意識自体に、
「私」と「私でないもの」という分断が起きています。
ユングは、
このように分断された意識の部分を
「シャドー:(隠されたもの)」
「ペルソナ:(人格の仮面)」と呼んだのですが、
そうやって、ご自分の全一なる意識を、
「責任を取る部分」と「取らない部分」とに分断してきたのです。(無意識に・・・)
このような
無意識の分断行為は、
「こっちは私で、あっちは私ではない」と、
ハッキリと明確に意識して行っているわけではないのです。完全に無意識です。
だから
余計にやっかいです。
無意識のまま
「あっち」の方は聞こえないし、聴こうともしません。
「あっち」のほうは
見えないし、感じようともしません。
私たちはそれを避け続けてきたし、
そこから目をそむけているのです。観たくない自分がそこにいますから。
このような分断された部分同士の
コミュニケーション(情報交換)システムを回復させ、再開することができれば、
部分同士が
調和するようになり、
皆様の意識を
再創造(新化)し、最強かつ最高の全一性へと至ります。
分断をそのままにしておくと、
意識本来の全一性・全体性・調和・和合・統合が失われて、
コミュニケーション(天意の情報交換)が
完全に失われます。
この失われた全一性を
「もとに直す」ことを
【癒し】とか【鎮魂】とか
【ヒーリング】とか【セラピー】と言うのです。
それは、あなたの
「意識をまっとうに駆使する」ことでしか成しえません。
しつこく言いますが、
自分の意識を駆使することに慣れる必要があるのですが、
まずは「今ここ/ハートフルネス/非暴力」
から始めるしかありません。
感情の興奮や、カラダの痛みを
一時的におさめたり、
理屈上での納得をして
カタルシスを得ることが「癒し」ではないのです。
分断された意識を
全一に戻し直して、情報交換システムを回復させることが「癒し」の目的なのです。
ですから、皆様による
「全一性への衝動&意志」「合一・統合への情熱」こそが「癒しの力」となるのです。
全一性(統合)への
衝動をかき立てることは、
自分に対する
「最高の愛」です。
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