目を「通じて」中立に見る、
耳を「通じて」中立に聞く、

それは
何のためかと言いますと、

全細胞を「通じて」
中立に観る（観じる）ことに慣れていくため。

そして、全細胞を「通じて」
中立に観る（観じる）ことに慣れていくと、

あなたは
【内なる意識存在】を自覚しやすくなる。

つまり、観察意識としての
「覚醒」を保ちやすくなる。

その観察意識は、
もう「あなた」ではなく、純粋な「空なる意識」であり、「無我」の境地の意識なのです。

スピリチュアルを学ぶ方々の中には、
ハッキリとは気付かないまま、

「我流」で学んでいたり、
「古いスピリチュアルへの思いこみ」「愛に関する勘違い」のせいで、スジ道がズレたまま、学び続けている人もおられます。

世間一般のスピリチュアルが
何かがズレている、何かが少し変だと感じていました。

間違っているわけではなく、
どこかズレているのです。

そして、
分かりました！

何がズレているかと言いますと、
あいかわらず、取り組む全てが「自分ごと」「自分の家族ごと」に関するものばかりだと。

自分個人を中心とした
ものばかりなのです（悪いわけではなく）。

【無我】【無心】であることが
不可欠で第一なのに、

どこまでいっても
「自分“が”中心」をやめない。

いったい、
スピリチュアル（普遍的な）を学ぶ動機は何でしょうか？

自分“が”
さらに素敵な愛の人になるため・・・とか、

自分“が”
感情的に救われるため・・・とか、

自分“が”
頭脳的に賢くなって、効率よく生きるため・・・とか、

自分“が”
直観的に鋭くなって、すごいメッセージを受け取りたい・・・とか、

自分“が”
ヒーローのようになって全体に貢献したいから・・・とか、

どこまでいっても
【自分が】というエゴ感覚が抜けきらないまま、生きようとされる。（何もまちがってはいませんが）

今の自分を
さらに愛に満ちた素晴らしい存在にしていく・・・、

これは、一見スピリチュアルで、
「神ながらの道」のように思えますが、そこにはまだ相変わらず「自分」が居る。

この自分づくり（良き自我の肥大化）を超え、
個人的な次元を超えたところ、そこが弥栄創造の次元です。

自分という「個人データ」の
フィルターをくっつけたままの「目」ならば、そんな目を【通じて】何を見たところで、何も真実は観えてこない。

神ながらの道、それは、
「あなた」が
「愛」「神」になるためのプロセスのことじゃない！

そんなことを目指したって、あなたでなくとも
誰にもできっこない。

なぜなら、相変わらず
「自分」が
ふんぞり返っているから。

どれほど控えめにしていたって、
やっぱり「控えめな自分」がふんぞり返っているのだから。

「自分」が
少しでも残っているなら、ニュートラル（ゼロ）とは言わないから！

だから、いっくら「変容するぞ」と
頑張っても、
ニュートラル以外からでは絶対に不可能。

天の愛（全一愛）には
なれません。

それは、
あなた【が】
「なる」もんじゃないから！

あなた【が】変容して
「なる」もんじゃないから！

「あなた」そのものが
完全に居なくなれば、
自ずと【変容】が起き、
全一愛に「なる」。

ゆえに、
「あなた」が居るかぎり、何もかもが絶望です。

じゃあ、
どうするの？

「あなたという個人」を
今後いっさい持ち越すことをやめ、完全に消し去って下さい。つまり死ぬ感じです。

消え去るって、
どこに？

もともとそこに居た、
「虚空」「全一愛」の中へと溶けて消えて下さい。

全一愛のなかへと
死んで下さい。

ちょうどローソクの形が
完全に溶けて初めて、全く別の形が生まれるのと同じで、

溶ければ（死にきってしまえば）
新たに再生復活するから。

かつては
（私の苦肉の策で）
「あなた個人（自我）を虚空に返す」という表現を使った時もありましたが、これでは甘かった！

この表現では
あなたを虚空に返すという「作業をする“あなた”」が残ってしまうからです（大笑）

なので、
虚空に消えて下さい。溶けて下さい。

そして、
「天意（弥栄の意志）を携えた全一愛」
となって、
生まれ直して下さい。

「あなたという個人」
は
「あなたそのもの」
ではない・・・

この事実が腑に落ちないなら、
いまだに不覚のままです。

スピリチュアルを
ずっと学んできたとは到底言えません。

繰り返し言います。
あなた個人の先には「変容」など待っていない。全一愛も５次元も待っていない。

「あなた個人」とは
全く関係がない次元で
「変容」は起こる！