「現状をもっとよくしよう」
「今の自分をもっと素敵にしよう」という発想ではなく、

今の全てを、完全な
「最高の状態」としてみていくようにして下さい・・・と、

昨日は
そのように書かせて頂きました。

私たちの「頭」は、
長い間、錯覚をしてきました。

時刻や月日が
直線でつながっているイメージや、

自分の未来は
【向こう】のほうに「何らかの状況」として、漠然と待ってくれているイメージになっていませんか？

漠然と【向こう】で待ってくれている未来は、
モヤモヤしていてハッキリしないから、「頭」にとっては何となく不安になります。

怖いからこそ、
「こういう未来にしたい」「こうであってくれ」などとイメージや希望をいだき、

そこに向かって
努力も奮闘もするわけです。

そのような
頭がえがく楽しい未来とやらは、

【今ここ】を
最高の状態として
見ていないから
ではないですか？

最高の状態として見ないのだから
せめて【向こう】だけは

希望的観測として
描くのではありませんか？

宇宙は「ますます」発展し、
繫栄していくという本質を持っていますが、

それは、【今ここ】よりも
向こうのほうが、段々と「右肩上がり」になっていくという意味ではありません。

それは「直線時間」の
考え方です。

【今ここ】も
【次の今ここ】も、本来はそれぞれが

「独自」の
「最高の繁栄状態」なのです。

人間の頭は、
過去と「比較して」現在のほうが、

さらに、
現在と「比較して」未来のほうが

必ず豊かであってほしいと
思っています。

要するに、「段階的に」数量が増えたり、
質が良くなったりするべきだと思っていますが、これは観念です。

そうなると、
過去と比較して、「一瞬」でも数量が減ったり、

少しでも質が落ちたなら、
もう「最高の状態」ではないと解釈しますが、本当にそうでしょうか？

そんな頭だから、
【今ここ】の貯蓄が「昨日よりも」減ったとなれば、

「豊かでなくなった」
「不幸になった」などと不満になり

【今ここ】を感謝できず、
祝福もできず、ただ苦しむことになります。

そういう外側の「一時的な状況」だけを
比較の側面からとらえて、良い・悪いと解釈するなら、不幸以外のなにものでもありません。

過去と【今ここ】を比較して
「優劣」を決めるのはおかしなことです。

本来、一瞬一瞬が
唯一無二の「最高の状態」なのですが、

【今ここ】を楽しみ、
感謝するだけの「魂レベル」「意識レベル」になっていないから不幸なのです。

プログラムされた頭には
それが分からないのです。

【今ここ】を
最高最大の絶対的な「豊かな瞬間」と感じ、

【次なる今ここ】も
最高の豊かな瞬間と感じて生きればいいのです。

あなたの人生は
常時、過不足のない「最高の状態」として与えられているからです。

頭だけが
「最高の状態ではない」と見るのです。⇒妄想です

ただし、妄想は
個人的には現実化します。

比較せずに、絶対的な
その毎瞬の「弥栄なる状態」は、

あなたが生きるごとに
「体験」としては【増して】いくわけです。

つまり豊かな状態が
日々【増して】いるから、【増す増す】繁栄しているというわけです。