純粋な意志、
それは必ず「言・行」を伴います。

意志は持っている「つもり」でも、
実際に「言・行」を伴わないなら、意志とは言いません。

迷い・葛藤（人工的な不純物）が混入しているわけですから、
あったはずの意志は弱まっていき、

堂々とした「存在」ではなくなり、真に生きているとは
言えなくなります。

実存（実際の存在）というより、
ゾンビか幽霊という存在になってしまう。

純粋な天の意志を全うして初めて、
自分自身という「存在」を生かすことになります。

神々という名の「存在」も
虚空の子ですから、

虚空と同じ「天の意志」で
成り立っており、その意志を全うしつつ生きています。

人工的な不純物が混じっていない、
高品質（高度）（高次）な意志で成り立っている、だから神なのです。

この純正で　高品質で　明確な意志には、
一点の曇り（迷い・葛藤）もありません。

愛すぞ！尊ぶぞ！
喜ぶぞ！祝うぞ！感謝するぞ！

そういう純正な「天の意志」で成り立つ存在だから
「神」とか「上」と言うのです。

全てを尊び愛し、全てを喜び、全てを祝福し、
全てに感謝し、全てにワクワクを観じている澄み切った存在です。

でも、人間の自我は、
それとは「逆の意志」で成り立っています。

逆の意志（＝逆の存在）を
サタンなどと呼びます。

天とは逆の意志ですから、
愛されたい、尊敬されたい、喜ばれたい、祝われたい、感謝されたい、といったように

とにかく「欲しがる」「～されたがる」ような
逆意志ばかりです。

「感謝されたい」「喜ばれたい」という
作為的な意図や意志を持つ時点で、

神という存在では
なくなります。

もうお分かりになったと思いますが、
全ての生きとし生ける「存在」は、「意志」で成り立っており、

それ以上でも、
それ以下でもありません。

だから、天使という存在も
意志・意図そのものをあらわしているだけです。

そして、あなたの「個人的な意志」が何であれ、
その意志を発達させるのは、愛・喜び・感謝・祝福なのです。

不満、グチ、反抗心、それらは
あなたの意志を全て奪ってしまいます。

ところで、「今という時代は、統合に向かっている」と
耳にしたことはありませんか？

分断され孤立したものを、
再び融合し、統合し、

全一へと直していく時代が
今というタイミングなのです。

ですから「分析」を始めてしまうと、「統合」とは逆になり、
時代の流れに逆行します。

例えば、ご自身のことを
「頭」を使って分析し、

「うまくいっているか」
「ちゃんと正しくやっているか」
「どの地点まで進化したのか」

などと「査定」を始めると、その時点で
発展する時の流れから分断されることになります。

わざわざ査定などしなくても、
あなたが天意を意志した人である以上は

常に発展進化中（ing）になっているのであり、
「気付き」が必要ならば、頭で考えなくても必ず分かります。

ですから、頭を
「自己分析」「査定」に使うことをやめて下さい。

脳が疲弊するだけです。

どっちみち「キリスト脳」になっていない頭を使うのですから、
査定も分析も、自我の頭には荷が重い話です。

では、頭の活用はどうするの？

自己分析や査定ではなく、
「統合」のために活用して下さい。

今後は何の障害も無いのだから、
あなた自身が
本当は「人生でどうありたいか」「人生でどうしたいか」、

そういう純粋な「意志・意欲」を
探し当てたり、意志に的をしぼることに頭を使って下さい。

あなたの大切な意志や意図を定めることに関して、
責任をもって頭を使ってあげて下さい。