「明日や将来がどこにあるのか、どうしても特定したい！」というご質問に対して、
「どうしても具体的な場所をとお尋ねになるなら、足元（＝地中）でしょうか」とお答えしたことがあります。

「水平な向こう側」から来るのではないことだけは確か。そんなところを探しても、
エネルギーが漏れるだけです。

明日も明後日も、本当は「内なる中心」に未知として在るのですが、直観的に
今ここの足元でも決して間違ってはいない、という感覚があったからです。

そしたら、ある日、「やまと言葉」の由来に関する本の中に、「あした」の語源は
「足下」だったと記述されているのを発見しました。

「あした」は「足下」にあって、
まだ小さな種子のままなのです。

だとしたら、その種子が発芽する前に、いたずらに不安や不信を抱くよりも、
ただ種子を信頼し、自由に発芽することを信頼してあげて下さい。

虚空がこの物理次元の地中に降ろした「あした」という種子だから、
不安に思う必要などありません。。

そして、大事なことは、
「あした」の場所ではなく、今この瞬間という永遠の一点のみ。

見事に開花し、結実している「今ここ」という時空間を、
充分に喜び、充分に味わって下さい。みずみずしく、うるおっていて下さい。

今この瞬間のあなたの潤い（うるおい）が、「足下」という種子への
最高の「肥料」になっていくのですから。