世間では、
たとえスピリチュアルという名称を使っていても、
皆様各自の意識の自立を促すどころか、
精神的に依存させていくような
スピリチュアル・システムも
横行しているようです。

でも、とがめる気にもなりません。
ただただ　残念と思うだけ。
そして、
スピリチュアルな内容を提供する側の者が
愛の貢献よりも、
お金の取り立ての念が先行するのは、
不覚の自我の
現われでしかないと思います。

そんなマネーゲームのマインドを持ったまま、
スピリチュアルな内容を提供するご本人の
意識の光が輝くはずがない。
他者よりも目立つために、
自我のオーラが大きくなっていくだけ！

そして、そんなご本人たちは、
どこか内面の深いところで、
（無意識にですが）
生きる不安をかかえ、
霊的本質から外れており、そんな自分に
どこか「恥・罪悪感」を
感じているものです。

霊的な本質を自らが
全うできていないことや、
人々に提供できていないことに罪悪感を感じ、
その内面を直視したくないからこそ、
「良かれと思って」
「正義」
「善行を積む」
「ボランティア」
などの表層カバーでゴマかす行動パターンに入る。

もちろん、無意識に・・・。

そういった自分の不安さえもゴマかすような
生き様パターンは、
表層だけの正義を使うことで興奮できるし、
頭は満足だけれど、
真底からのアッパレな感覚ではなくなる。
お天道さまの顔を
見られないのだ。

あくまでも、
お金は「おかげ（お影）」であり、
私たち各自の
愛の意識の「光」によって生じる「影」です。

虚空の意識の光（弥栄への意志）が
私たちの中で
ちゃんと確立されているならば、
（それが真の覚醒というものですが）
必ず「お影」はついてまわる。
心配はいらない！

全一愛の意識を実践することもせず、
先に「影」の分量などを気にし、
常に他者から取り立てようと
考えているようでは、
本末転倒。

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さてここで、ゼロポイントに関して、
皆様には本当のことを
再確認して頂こうと思います。

ゼロポイント、それは
全創造の母である虚空の「穴」だということ。
虚空が放つ弥栄の意図、全一な愛、
それを物理次元に出すための
「穴」です。
あの世とこの世をつなぐ「穴」。

そこに、特定の個人の欲が
存在するはずがない。
個人、部分、そんな概念さえ無い。

この「虚空の穴」が
私たちの「意識の穴」
になっています。

ですから、私たちが
今ここに生きて存在している！という感覚、
つまり、全身の存在感（私、俺、僕という自覚）、
それらを味わうことができるのも、
この「穴」＆「穴」から出る光の流動（龍）
のおかげ。

虚空の穴から生まれ出ている「光」の流れの
繊細な感覚を通じて、
「意識がここに在る！」
「私が生きて在る！」と
実感できるわけです。

古事記では、
一般人に分かりやすくするために、
ゼロポイントのことを
「鏡」と称してします。

鏡は、光の窓だと書いているのです。
（以下は訳です）
【鏡を以て（もって）、いのちが湧き出す「窓」、
または、いのちの全一と致しまする】

三種の神器のうち、
現実世界に属しないものが、
ゼロポイントという「鏡」「窓」「穴」なのです。

そして「玉」ですが、
古事記の引用で書きますと、
【玉は、その窓より湧き出づる光の流れである】
となっています。

いのちの光、叡智の光、天意の愛、
それらは
虚空の「穴」から誕生していると
明記されています。

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世間に出回っている古事記の訳本に関して、
知っておいて頂きたいことがあります。

稗田阿礼→本居宣長→筧克彦という情報の流れには、
神ながらの精神が
ちゃんと伝承されています。

ただ残念ながら、
まともに原書を翻訳された筧先生いわく、
古事記という名の
偽書が多いとのこと。

後世に追記された偽物で、
平安初期成立で全10 巻のようです。
その偽物の現代語訳が実に多いらしく、
以下は先生からの注意書きです。

【偽書がございます。種々の材料を、最大もらさず集めて列記してございますが、その一言一句は、皆、精神を失っており、何人（なんびと）かの技巧の作たることは明らかでございます】