２０１７前期の長期講座を修了した方へのフォローとして、
今週末に三日間ワークを行なうのですが、
その際、どうしても
行かねばならない「龍の神社」があるようなので、
下調べに行ってきました。

一部の人にだけ必要な情報なら、
ブログには
アップしないのですが、
全体の方に必要なことだと感じ、
書くことに致しました。

（時代は不明ですが）名古屋で、
ある人の夢枕に黒い龍神が現れ、
「国土鎮護豊穣を守る」との言葉を残しました。
人々はそれを喜び、
龍を祀った神社を、庄内川の中島に作ったのだそうです。
（※現在、中島はもうありません）

さらに、木曽御獄を開山した行者「覚明」が
名古屋へ巡行にやってきた際、
大雨で庄内川にかかる橋が流失してしまい、
河畔で困っていると、
今度は金色の大蛇が現れ、
覚明を対岸へと運んでくれたそうです。

ただし、何となくですが、現在は、
弥栄に向かっていくはずの「龍の神通力」が
すこぶる落ちている気がしたので、
このたび
行ってみることにしたのです。

無心に手を合わせると、予期せずして、
風格のある白髪の老女が
龍神を「守っている」状態が見えました。
彼女は、肉体無きあとも、
「いついつまでも、私が龍神をお守りせねば」
という念を
いっぱい放っていました！

それを見させて頂き、
気がついたことがあります。
守ろう、守ろうとする「意識」のせいで、
肝心の龍神の躍動と勢いが全く出てこれなくなっている。
龍神としての働きが、
封じられている始末・・・。

私たちの意識も
その事と全く同じなのです。
自分自身を
「守ろう守ろう」とする意識でいる限り、
私たちの「内なる龍」の勢いは
封印されたままになる。

私たちは、真の自己を忘れ、
バーチャルな自分を「これぞ私」と
錯覚してきました。

私たちは人間なんだし、こういう性格なんだし、
こんな肉体だし・・・というように、
自分が信じた範囲のものだけを「材料」にして、
自分像を作ってきました。
あくまでもバーチャル像ですが。

人間を自分だとする「見なし」をし、
人間である自分には「
神々の要素」など全く無いと
思ってきたのではないでしょうか。

あるいは、
「多少は持っているかな？」という程度の
思いだったのではないでしょうか。

でも、もともと私たちは、
全面的に神の意識でしかなく、
この身体（御神体）の奥深くに
ずっと鎮座していたのです。
残念ながら目を醒ましてはいませんでしたが・・・。

ですから、あなたは
自分を守ろうとする必要など一切なく、
全体のために
躍動して生きようという
意志あるのみです。

守ろうとすればするほど、
内なる龍は
弱っちくなるばかり。

脳科学者の方も言っていましたが、
「人間には、自分の意識をあざむく能力がある。
私たちに見えている世界は、
私たちが本当に
見ている世界ではない」と。

「見えている世界は、
脳が映し出す幻燈のようなもので、
「自分が自分である」という体験さえ、
制御された幻
なのかもしれません」と。