自我やエゴのことを
「自意識」とも言います。

よくあるご質問ですが、
自我を死なせるとか、
自我を手放すという意味が、
イマイチよく分からないと
言う方がおられます。

自我の死を
分かりやすく言うならば、
何とも敵対しないこと
に尽きます！
つまり
何も否定せず、受け容れること
に尽きます。

何にも敵対せず、
あらゆる全てを全面的に
３D丸ごとで
自分の中に
受け容れる状態の時、
自我の型は
どこにもありません。

真のあなたは
大いなる「意識」なのであって、
自意識とは異なるものです。
これで
自我とは何かを、
かなり分かって頂けたのでは？

「意識」そのものは
実に自然で健全ですが、
自意識は病気です。
要は、命の源から引きこもっており、
ガチガチであり、弱くてもろい。

自意識には
厄介なことが起こっており、
劣悪な状態です。

意識の川（光の川）（天の川）（愛の川）が
自然に流れていないのです。
何らかの部外のモノが
意識の川に
入り込んでいます。

意識の川が飲み込めない何か、
意識の一部に溶け込まない異物、
天の川の一部になることに
敵対反発するものが何かあり、
川が流れていません。

自意識は病的な症状です。
それは氷結し、
他と遮断された状態なのです。

それは汚れきった水たまりであり、
どこにも流れず、
氷結内の水は
次第に涸れて（かれて）ゆき、
腐敗しながら死んでいく。

もちろん、そこには悪臭が漂う。
時間や年月が経って、
もっと自我の氷結が肥大するにつれ、
ますます
臭うようになる。
加齢臭の正体はコレです。

先ず、理解されなくてはならないのは、
意識と自意識の相違
です。

純粋な意識には、
エゴのような「私が！」
という考えが全く無い。
自分が全体と別々になっているという
発想が無い。
全一なのです。

意識には
自他の境界線が何も無い。とても自然であり、健全です。
意識というものは
存在の全てと一つであり、
深いところで融合している。
個と全体との間に「戦い」が全く無い。

それはつまり、
特定のメロディが
混沌ノイズと切り離されていないことと同じ。
波が
大海と離れていないことと同じ。

個は全体に流れこみ、
全体は個に流れこんでいる。

全体は
命がけであなたに与え続けているし、
あなたも全体に与え続ける。
その時、全ての調和とバランスは
絶対に崩れない。
いつでもどこでも、
あなたの物理次元には、何の
過不足も起きない。

ところが、
自意識の強い人は、
決して自らを明け渡そうとしない。
自分を閉じている。
彼は貯めこみ続け、
人と分かち合う気はない。

彼は、自分の周囲に境界線を作り、
誰のことも無条件に
受け容れることがない。
自我の城壁を強化し、
誰にも自分の命を明け渡すことはしない。

自意識（自我・エゴ）を持っている時、
その時のあなたは
必ず無意識であり、
「覚醒・悟り」とは逆になっている。

だからこそ、意識を
「今ここ」に
覚醒させておく必要があるのです。

この小さなツマラナイ自我が
完全に溶け去る時、
あなたは本当の自己に遭遇します。

それは究極の自己であり、
超越の自己であり、
その自己の「真の中心」にも到達できます。

あなたが「真の中心」に到達し、
純粋な意識そのものに成りきると、
そこは
無限大の神（虚空）とつながっており、
あなたも無限大の自己として
拡大進化してゆく。

虚空からの
無限のフォースの川が、
あなたを通じて流れ始める。

あなたは透明になり、
空っぽになり、
何の障害物も氷結も無く、
まるで竹筒のようになる。

すると、天上の波動、
高次の周波数が、
竹筒を通じてこの世に
もたらされる。

自我、自意識、それは、
大いなる創造の源に「ゆだね」を
していない態度のことです。
天に逆らっている。
自然界に反抗している。

無限の神に対して、
個人を明け渡さず、
敵対しながら、
もがき苦しんでいる閉塞状態です。

自我は、愛ではなく、
敵対を選ぶのです。
だから、敵対をせず
あらゆるエネルギーを受け容れたなら、
自我は消える。
簡単なことです。