禁欲は、抑圧のことではない
肉体の浄化によって、肉体は「空」になり、
感情の浄化によって、感情体は「空」になり、
思考の浄化によって、マインド体は「空」になります。
これが中立な意味での
禁欲なのです。
ほとんどの人にとって、
禁欲とは
肉体を「さいなむ」ことと
勘違いされています。
普通に自然にスクスクと
発展しようとする生命の欲を、
否定して抑圧することが
禁欲だと思っていますが、
禁欲は肉体をさいなむ
ことではありません。
たとえば断食ですが、
食事を抜くことや、
何も食べない不食は、
本来の断食とは
全く異なる別のことなのです。
アプヴァース、つまり本来の断食は、
「神性の中で生きること」
を意味しています。
それは、いかに霊性を発揮し、
キリスト意識(菩薩意識)であるのか、
神ながらの道を歩んでいるのか
ということを意味します。
では、食事を抜くとは
どういう意味でしょうか。
食事を抜くことは、
あなたの意識が
いまだに肉体に同一化
していることを意味し、
霊性など無くても、
頑張って努力すれば実践できます。
食べ物に困っている国々の人は、
いやでも食事を抜かざるを得ません。
食事を抜くこと自体には、
霊性は関係が無いのです。
むしろ、本来の断食とは
相反する行為です。
断食も、禁SEXも、
あらゆる禁欲は、
豊かな意識、つまり
霊性からしか生まれません。
私たちの意識が、
純粋な霊性・神性として自立し、
肉体・感情体・思考体(人格)と
同一化しなくなるとき、
肉体は全く異なるシステムで
機能し始めますが、
これを禁欲と言うのです。
これは科学的な事実ですが、
あなたが肉体と同一化しなくなり、
肉体を別次元のパートナー
として認識できるようになると、
肉体は全く異なるシステムで機能し始め、
さほど食べ物を
必要としなくなるのです。
あなたの意識が
霊的本質の世界に
入っていくほど、
食べ物からではなく、
霊性の光から
エネルギーを受け取る
ようになるからです。
食事を抜くこと、
それは相変わらず食べ物に
意識の「関わり」がある状態ですが、
真の断食は、
もはや食べ物に
主軸を置いていません。
食事を抜く行為は、
肉体をさいなみ、
肉体を抑圧することです。
自我の強い人は食事を抜くことをし、
「私は何日も食べていないぞ」
という記録更新によって、
自我を満足させます。
空腹の痛みを
肉体に強いることで、
自分はスピリチュアルである
という自己満足も生まれます。
はっきり申しあげて、
これらは自我の関心事であり、
霊的本質の関心ではありません。
自我が消えて
霊的本質に近づいた人は、
確かに断食をしますが、
食事を抜くわけではありません。
なりゆきとして、
食事を抜く状態が多くなり、
外側から見れば
「食事を抜いている」
としか見えないでしょうが、
ご本人の内側で起こっていることが
まるで異なります。
もう食事に振り回されず、
すっかり忘れています。
これと同じことが
SEXにも言えます。
禁欲の修行と称して、
SEXの抑圧に励む人も、
やはり自我が強いのです。
逆に、霊的本質を生きる人は、
全一愛をはぐくむことに
意識を注ぎます。
なぜならば、
愛の状態になればなるほど、
通常のSEXは自ずと
消えていくからです。
食事と同じで、
あってもいいし、
なくてもいいという程度になります。
神性、霊的本質、全一愛に
近づくほどに、
体内では様々な変化が起こります。
光の体が強まり、
潜在的なDNAにも
変容と活性化が起こっていきます。
つまり、人類の「超越進化」が
自然に起こるのです。恩寵です。
ですから、禁欲とは、
あなたが肉体との同一化をやめ、
「私は純粋な意識だ」と
知るに至るための科学であり、
霊的本質に至るための科学です。
本末転倒して、
禁欲を抑圧のことだと
誤解しないようになさって下さい。
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