なぜ、ここのところもっと新しい情報を載せられないのかと「上」に尋ねましたら、
「多くの人の身体空間の中で、いまだに自我を中心としたメカニズムが解体されずに残っている。
常に自己の内面を掘り下げて、気付いていく情熱と持久力を保ち続けて頂きたい」
とのことです。

皆様の内側の「上」は何と言っている感じでしょうか？

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人間のシステムとしては、
一度でも感情的な苦痛に支配されると、
それを無意識に繰り返したくなり、
周囲の人たちに対しても（意外にも）
同じような思いを
味わってほしくなるのです。

ちょうど自爆テロ
のようなものです。
自分はもう幸せには
なりたくないけれど、
かといって、
他者が幸せであることも
絶対に許せないのです。

その理由は、
他者の感情的な苦痛を
自分のエサに
できなくなるからです。
「他人の不幸は蜜の味」
というのは、その意味です。

そして意外なことに、
この内なる苦痛は、
とても親密な家族関係や、
ベタベタした人間関係
を好むのです。なぜなら、
そこからエサを得られるから。

親密な相手が持っている苦痛体は、
あなたの一番
傷つきやすいところ、
弱いところを挑発してきます。
あなたを挑発して、
不愉快な感情に
させることができたら、
それで大成功なのです。

このようにして、
自他ともに、心の傷と
痛みを増やしながら、
苦痛体は肥え太っていこうとします。

ですから、
よほどあなたの意識が覚醒して、
あなた自身が自分の中の苦痛体（寄生体）
に気付いて、そことの同一化をやめ、
手放さない限り、
色々な関係性を通して、
重苦しい感情エネルギーを
吸収していくことになります。

ネガティブな重苦しい感情と
思考のエネルギーは、
あなたの自由意志を乗っ取り、
健全な思いや、
自由な発想を消し去ります。

頭の中で反芻（はんすう）される思考は、
常に不足や不満をうったえ、
常に何かを非難し始めるけれど、
それらの歪んだ思考の声を、
あなたは無意識に、
すぐに自分自身と「同一化」
させてしまうのです。

不健全で歪んだ思考、
そこから生じる苦しい感情を
自分自身と同一化させてしまうと、
あなたの全身が
苦痛体に寄生され、乗っ取られます。

苦痛体は、あなたのフリをしながら、
ますます不健全な思考を食べ続け、
さらに多くの歪んだ思考を
製造し続けます。
要するに、あなたが
不愉快な思考や感情に同一化した時点で、
苦しみ依存症が開始されます。