子供は、全体ひとつ（全一愛）
として生まれます。
その純粋な本質は、
全体性ゆえに美しいのです。
子供には、分断の裂け目も、
断片性も、虚偽もありません。
ひたすら全体的であり、
本質であり、自然の真実そのものです。

ですから、子供は
道徳的な存在とは
言えないわけです。
かといって不道徳でもありません。

早いうちから子供には、
必ず世間からの訓練が施されます。
自然のままではいられないことが
強要されていきます。
決して真の愛からではなく、
「良い子」にするという
操作支配から強要されるのです。

これは、あなたの過去の実話です。
よその子の話ではありません。
世間は色々なことをして、
子供をその自然な中心から
連れ去ろうとします。

結果、子供のマインドに、
別の新しい中心が
作り出されてしまいます。
本来の純粋な中心ではなく、
人工的に作られた偽の中心
が作られるのです。

私たちの純粋な自然な中心は、
無意識の闇の中へ葬り去られ、
抑圧されてしまったのです。
そして、不自然な偽の中心（思考）が
私たちの意識となっていきました。

実際のところ、私たちの意識には
分割はなく、ひとつだったのです。
「無意識」と「覚醒した意識」
との間には、分割は無かったのです。

でも、分割が起こったのは、
あなたの真の中心が
どこかに追いやられ、
別の中心が作られたからです。
そして、あなたは、
その真の中心（純粋な本質）
との接触が、
完全に途絶えてしまいました。

あなた自身が、
自分に真の中心があることに
全く無意識になっています。
そしてあなたは、
偽の中心から生きていく
ようになったのです。

世間や大人や社会から
教え込まれた偽の価値観に従って、
偽の生を生きています。
偽の生には、偽の中心が
必ずありますが、それが
あなたのエゴであり、
あなたの無意識的なマインドです。

だからこそ、
何を達成しても、
どれだけ真面目に善人として
倫理的に宗教的に
生きたとしても、
決して至福を感じることが
できないのです。