内も外も虚空(Part3)
いかにもリアルに見える外界から、
そして、いかにも
リアルに見える自我から、
あなたが現実感のエネルギーを
全て取り返すと、
初めてあなたの内側の
真の中核(真の自己)が
現れてきます。
そして、ようやくここからが、
あなたの霊的な夜明けです。
あなたは、世界や世間が
一瞬の幻影だと分かったけれど、
外界の事物を軽んじたり、
放棄したり、逃げたり
するわけではありません。
世間を捨て去ってしまう
わけではないのです。
お釈迦様が
光明を得てブッダになる前も、
私たちと同じく
彼も無知であったのです。
だから世間を捨て、
お城を捨てました。
もし捨てる前に
光明を得ていたら、
かれは御殿も世間も
捨てなかったはずです。
捨て去る意味がないからです。
外界や世間とは、
内なる意識の光明
から生じた創造作品だから、
捨てる必要などありません。
それらは勝手に変化
していくからです。
外側の世界に
重きを置かないけれど、
おぼれることはないけれど、
決して捨て去る
わけではありません。
外側からの事物に
意識を引っ張られることなく、
世俗に振り回されることなく、
世間のなかで
自らの愛の仕事を
行なって生きていくのです。
多くの人は、いまだに
外界に自分を明け渡して
生きているようです。
そして、外界は
「独占所有する」ことが
ルールになっています。
もっとお金を蓄積し、
もっと知名度をアップし、
名声を高め、信望を集め、
好かれよう好かれようと
努力しています。
彼らは、ありとあらゆることを
やっているかもしれません。
まさに今後も
最後の最後まで
やり続けるかもしれません。
富を築きあげ、
権力と名声を手にし、
あれこれと野心を
達成するかもしれませんが、
それでも外界の人生の
合計はゼロなのです。
彼らは自分の中核の意識を
外側へ明け渡して
しまっています。
完全に「真の実在」という
中核の純粋意識を
失っています。
彼らは自分が
誰であるのかを知りません。
中核の意識が薄くなり、
ほとんどその意識の光明は
消えてしまっています。
彼らが生きている「生」は、
本当の意味では
生と呼べません。
生などではありえません。
だから苦しいし、
つまらないのです。
彼らの中には
純粋な意識が無く、
愛の光が輝いていないのに、
どうしてそれが「生」と
呼べるでしょう?
無意識で、機械のように
動いているだけなのです。
天の意識、真の実在、虚空と
ひとつになってこそ、
初めてまことの生が
訪れてくるのです。
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