注意して頂きたいのは、
あなたが感情を創らない場合でも、
あなたの意識が肉体の中で
ちゃんと中立に醒めていないと、
無意識に他者の感情を
もらってしまいます。
エクスタシーではない波動
を伝搬されてしまうのです。

感情波動は脳から脳へと
伝搬するからです。
脳には水分が多く、
ただボーッと無意識に
生きているだけですと、
感情という情報を
拾ってしまうのです。

「我、肉体と共に
ここにアリ！」
という自覚を、
常にハッキリと
保って下さい。

過去の感情中毒に
ならないためには、
「犠牲者意識」や
「加害者意識」を
金輪際やめて頂きたいのです。

犠牲者意識の人は、
恨み、怒り、悲しみ、
反発、嫉妬、やっかみ、憎悪
といったような
敵対する感情を
創りがちです。

加害者意識の人は、
侮蔑、哀れみ、見下し、
非情冷酷といったような
感情を創りがちです。
思い当たりませんか？

このような男性性に
片寄った意識は、
人工的な後づけの
偽物ですし、
根源的な愛の意識
の状態ではありません。

妻である「肉体」に対して、
夫である「意識」が
いかに傍若無人であったかを
今一度気付いて下さい。

あなたの意識は
眠ることはあっても、
決して死なないわけです。
それをいいことに、
過去からの幾世にも渡って、
肉体のほうだけを
無駄に殺してきたのです。

世間では、
他殺は罰せられるのに、
自殺は罰せられない。
むしろ情を寄せてしまう。
この世間の常識に
驚愕しませんか？

この常識に
うすら寒いものを
感じるのは
私だけでしょうか？

対等な存在としてではなく、
いかに肉体の生命を
「個人的な奴隷」として、
意識の配下に置いているかの
現われではないでしょうか。