先日も書きましたが、
私たちの真の中心と
偽の中心（自我）とでは、
全く周波数が異なり、
次元が違うのです。

成熟の次元（真の中心）は、
私たちの最も内奥の
実に深いところにあり、
文字通り、真底にあります。

未熟な次元（偽の中心）は、
表層の浅いところにあります。
ですから、真底から本気（マジ）で
決意していくしかないのです。
未熟な次元が
アレコレと反論してきても
全く気にする必要は全くありません。

所詮は偽の中心ですから、
創造力も発展力も
全く持っていませんので、
恐れる必要は全くありません。

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無数の人々が、一生を通じて
幼稚な自我を残しています。
年はとるけれども、
決して意識は完全覚醒しておらず、
成長もしておらず、
真の愛は未熟なままです。

常に外側からの貢献による
愛を必要としていて、
食物の栄養のように
愛を渇望しています。
言い方はキツイですが、
乞食のような貧困状態です。

このように、
欲しがってばかりいる未熟な人は、
常にビクビクして
生きることになるのです。
真の愛に未熟な自分に対して
尊厳を全く感じられず、
愛を欲しがっていることが
他の人に見透かされそうで怖いのです。

多くの方が常にビクビクしながら、
愛の代替行為として、
お金、名誉、肩書き、賞賛、学歴、
ビジネス成功などを渇望します。

私たちは赤ちゃんとして生まれ、
幼児期には母親に依存します。
耳が痛い言葉かもしれませんが、
この時の子供には
真の愛など育っていません。

母への愛は、
「欠乏」から来る執着なのです。
母なしでは生きていけないから、
生存の必要性から
母を求めているだけです。
子供にとって母は
「命綱」だからです。

実際には、子供の中では、
まだ真の愛（自らを捧げる愛）は
育っていません。Mindではなく、
mindから生きています。
必要を満たしてくれる女性なら、
生きていくのを助けてくれる女性なら、
自分を守ってくれる女性なら、
どんな女性でも
彼は執着するでしょう。

幼児が母から得るのは、
ミルクだけではありません。
母からの愛も
食べ物のひとつであり、
必要不可欠なものです。

そして、多くの人が、
このような幼児期の執着のままで、
愛を本物にすることもなく、
ただ年をとっていくのです。
年を取ったら取ったで、
その自分の執着を、伴侶や
子供や孫に向けるでしょう。

単に自分が生き残るために
小賢しく執着するだけで、
自らを捧げるような
愛の意識存在として
覚醒していない。

外からの愛を必要とする
未熟さから完全に卒業して、
愛を放ち始める瞬間に、
人はようやく成熟します。

最初はハートが
痛いはずです。
愛を全く放つことなく、
ハートは今まで
閉じていたからです。
この痛みを孤独と勘違い
してはならないのです。

ハートの痛みを受け容れ、
それでも愛の状態を
放ち続けていくと、
本人の中から
さらなる愛が湧き出し、
溢れ出し、与え始め、
全体と分かち合いを
始めることができていきます。

このような、
あふれる愛の円環
によってのみ、
孤独という幻が
消えるのです。

未熟な時は、
どうやって沢山のものを
獲得所有するかが
重要だったのですが、
愛として成熟するにつれ、
いかにもっと与え、
無条件に与えるかが
重要になっていきます。

この時、愛は依存では
なくなっています。
相手がいようがいまいが関係なく、
常に愛の状態で
いられるようになります。

愛は「関係性」
ではなく、
自立状態のことです。

他人が近くにいようがいまいが、
全体全員に
愛の喜びを捧げ続ける。
あるいは、気付きを捧げ続ける。
それは、私たちの究極の本質です。
独り在ることは、
愛に在ることと
同じ意味なのです。

あなたが真の愛に
成熟する時、もう
意識は覚醒しています。
逆に、意識の覚醒が起これば、
自他一体愛はいやでも現われます。

成熟した愛は、
私たちの思考や感情の
中にはありません。
あなたの純粋な意識空間
（内なる無の虚空）
にあるのです。