いつも、似たような内容かもしれませんが、飽きることなく、おつきあい下さい。
「上」からは、こう言われています。日常の生活の視点（人間意識）しか持ち得ない意識のポジションでは、過去のパターンから出ることはないと。

そして、今は、実際に
世界情勢がヤバイのです。
意識の覚醒と変容を各自が
進めていかなければ、
とんでもないことに遭遇します。

「上」は、こうも言ってきました。
個人的な夢を追ったり、
傷を癒やそうとしたり、
「どうやって全体に貢献しようか？」とか、
「何をすればいい？」などを
もう探っているレベルではないと。

個人的な傷や苦しみは、
何かの技法やヒーラーに
依存して癒すものではなく、
エネルギーを丸ごと受け容れる
ことで勝手に癒えてしまうのです。

そのためにこそ、
全てを受け容れることができるような
愛の意識に変容することが
先決なのです。

そして、意識の覚醒と変容に関する
スピリチュアルなことを
世間的な仕事にしたい方は
是非そうして下さい。
そうしない方は、せめて
スピリチュアルなプロ
としての意識を持ち、
何らかのカタチで発信して下さい。

では、本題です。

内なる中心の虚空に
根付くことができればできるほど、
センタリングできればできるほど、
この世に生きる全ての人の苦痛も
繊細に感じるようになっていいきます。

深く穏やかでありつつ、
イキイキとした喜びにも満たされて、
充分に至福の境地
にいるはずなのに、
もう一方では
苦悩する方々への気がかりも
同時に起こってくるのです。

世間には色々な
苦しみが蔓延しており、
何千万もの人たちが
苦しんでいるのを
繊細に感じ取るからです。

しかも、愛の意識に覚醒して
達観した状態から彼らを見るとき、
彼らの苦痛は、「自分は何者か」を
忘れたことによる不必要な苦しみ
でしかないと分かるのです。

そんなものは、
もう味わう必要など
全くない余計な苦しみだ
と分かるのです。

先ずあなたが
覚醒した意識存在となり、
そして他者の土台となり、
至福の手本としてイキイキと
生きなくては何も始まりません。

いのちあるもの全てを、
愛と喜びでいっぱいにする
という意図を持って下さい。
それが自分の意識と肉体の
さらなる進化につながります。

仏教ではこれを
「菩薩の誓願」、
キリスト教では
「キリスト意識の誓い」
と呼ばれています。

「キリスト」という表現は
「クリシュナ」に由来するもので、
それは「誓い」のことです。
何の誓いでしょうか？
全体が至福になることを
手助けする誓いです。

個人的に自分が救われて、
愛と喜びでいっぱいになれたなら、
それは極上の至福
かもしれませんが、
全体と全員を愛と喜びで
いっぱいにすることと比較すれば、
さほど大した至福ではないのだと
段々分かってきます。

自分だけが救われることしか
意図しないなら、
依然として自己中心的であり、
エゴイストであり、
いまだに「我」が
残っているわけです。

キリスト意識とは
程遠い意識と言えるでしょう。

私自身、やってみて
分かったことですが、
自分が救われることを優先するより、
その「救われたがる自己」
が幻夢だと理解し、それよりも、
キリスト意識を優先するほうが
自ずと救われてしまうのです。

お忘れかもしれませんが、
全体全員が喜びいっぱい
になることを手助けしたくて、
あなたはこの世に
肉体を持ったのです。
その誓いを忘れています。
古事記にも「うけひ（誓い）」
と書かれています。

イエスが
「誓いし者」（＝キリスト）
と呼ばれるのはこのためですが、
イエスだけが
唯一のキリストではありません。
彼の前にも、彼の後にも
沢山のキリストがいました。

これからも、あなたを含む
沢山のキリスト意識が
現われるはずです。
愛の意識として覚醒した者
（ブッダ）は、やがて皆
この誓いを持つようになるのです。

あなたがこの誓い（天意）に添って
肉体の協力を得ながら
実践していく時、
内なる谷エクスタシーが
ますます深まるのを
感じるはずです。
そのために
肉体との結魂は不可欠です。

この深いエクスタシーは、
いかなる状況にあっても
決して失われることがなく、
無限に続く至福だと
分かっていくはずです。

あなたの意識が、
キリスト意識や
菩薩の意識に変容したなら、
あなたの身体空間では、
光のドット（ツブツブ）が反転し、
愛の円環が無限に続きますが、
このエクスタシーは
決して失われることのない
生きる喜びなのです。

あなたの意識が変容した時、
光は永遠に円環を続け、
あなたは自らの意識の死が
存在しないことを
実感し始めるのです。

自らの内側にある不死なるもの、
愛の光の躍動の永遠性、
それらが無限のエクスタシーを
かもしだしていることを知るのです。

その瞬間、力がみなぎり、
根源の底力が湧き上がり、
いかなる恐怖も皆無になります。

泣いて、苦しんで、ビクビクする、
そういう人格（性質）を
自分だと思い込み、
人格に同一化（一体化）したまま、
性格に依存したまま、
怠惰な意識で生きることを
終えて下さい。