先ず、大切な前フリから。
某国のT大統領が、実にご活躍されている。彼を非難してみたり、擁護する人々を中立に見ていくと、本当に色々なことが分かってくるし、メッセージも受け取る。実は、彼は、彼なのではない。彼は「あなたの男性性」そのものです。

Tさん（自我）とあなたの人格とを「自他」の区分で分断したままでは、どれだけ彼に変わってほしいと思っても、それは無理です。「あなたの男性性」が変わらないと・・・。特に、肉体的に男性である方々が、先に変わって頂かないと。

他人事として「ああだ、こうだ」と論じているだけでは、ますます片寄った男性性は肥大化していく。

今のところ、片寄った男性性の実態は、大まかですが・・・、自分の都合と、自分の損得を中心に動く。自分の頭が描く「おいしい結果」が確約されていないモノゴトには手を出さない。自分の自我を解体するような本や人には深く接しない。

２月に、「メンズ・セミナー」をやろうとしたのは、男性の肉体を持った方々こそ、真摯に男性性に取り組む必要があると感じたからです。

某国のTさんが、全一なる視点を持つような国家代表になるには、男性の男性性を健全に戻す（素に直す）ことが急務です。女に敵対心を持っている方なら、なおさらです。

ご自身の中の男性性にばかり優位を置き、「女性性」が抑圧されたままですと、絶対にオリジナリティは出てこない。男性という性別の方々こそ、時代の幕開けの波に乗って、内面でのリーダーシップを取って頂きたいと願っています。

メンズ・セミナーは、片寄って歪んだ男性性（自我）の解放を意図しておりますので、多くの男性に真の勇気をもってご参加して頂きたいと願っています。

「全体繁栄に誠を尽くす」と宣言されているのであれば、歪んだ男性性を、ニュートラルな愛へと直すことに意識を向けて下さいませ。女性は（陰ながら）、そのサポートをなさって下さい。親しい男性を、自分の自我にとっての便利な道具にしないことです。

大変キツイ取り組みかもしれませんが、男性こそ、男性性のバランスを取る必要があります。そのためには、潜在的なコンプレックスに直面し、そのプログラムに気付き、愛で受け容れていく作業が欠かせません。

男性の方々！
世界はアナタ次第です！
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では、本題です。

ほとんどの人は、
人間という夢を見ている。
自分は男だとか、女であるという
分類の夢を見ている者もいる。
分類は夢の世界に属している。
そのようにして夢物語は
どこまでも続いていく。

分類から目覚めると、
表面的な解釈から目覚めると、
人は覚醒の本質そのものに戻っている。
純粋な気付き、
純粋な目撃する意識以外の
何者でもないと分かる。

いかなる分類のカタチも消えて、
まさにカタチなき醒めた意識、
広大無辺な澄み切った
無の空間になっている。

「私は誰でもない。何でもない。どれでもない」
という自覚に至ることが、
覚醒であり、アセンションであり、
ブッダになるということだ。
ブッダとは人物の名前ではなく、
まさに空間のこと、
開け放たれた無の空間のことです。

残念ながら、
人間物語という夢に
あまりにもリアルさを感じて、
深く深く一体化しているので、
距離を保つことができなくなり、
傍観者でいられなくなっている人が多い。

それには理由がある。
自我は、常に注目を
浴びたがっている。
注目されないと
傷ついてしまう。

自分が何者でもない全一な
状態になったなら、
誰も気づかないだろうから、
無視されるのは困るから、
自己を強烈にアピールしたい。
何者でもなくなることが怖い。

だから、意識を覚醒させたくない。
はかない夢でもいいから、
酔いしれていたい。

でも、人間物語の夢を見ている限り、
決して真の現実を
観ることはできないから、
本当の感動も喜びも
永遠に味わえない。

そして何よりも、
あなた自身（真の自己）を
決して知ることができないという
不幸が残る。