やっぱり桜井さん!
過去に書いた原稿を見直していたら、
すごくいい内容が
目に止まりました。それは
メモせずにはいられなかった
麻雀師・桜井章一さんの
一文でした。
去年にもアップした内容ですが、
今、再びアップする価値ありと
感じました。
平易な表現でありながら、
核心を突いた内容です。
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人間は、
暇になって考える時間が増えると、
ろくなことがないのだ。
あれこれ、
よからぬことを考え出すからだ。
自分を否定したり、
気分が変わる人が増えたのは、
考える時間が増えたことと
連動しているのかもしれない。
大きく感情に揺れる人は、
それと反対の感情にも
大きく揺れる。
私自身は、自分を
肯定でも否定でもないところに、
いつも置いている気がする。
自己否定、自己肯定に限らず、
私は一つだけ(片方だけ)の感情に
そもそも大きく揺れるということがないのだ。
自己否定でもなければ、
自己肯定でもない。
そんな「第三の場所」を
私はいつも探り続けてきた。
私は、希望と絶望、
自信と不信、
迷いと確信、
恐れと安心といった
「相反する感情の間」に、
自分をいつも置くようにしてきた。
感情を、
タテ軸・ヨコ軸のある座標空間で
表すとすれば、
プラスでもマイナスでもない「ゼロ」
になる場がある。
このゼロにある感情とは、
どのようなものなのか。
ゼロということは、
いかなる感情も生まれてこない空(くう)
のような場所なのか。
悟りの境地のようなものなのか。
おそらくそれは、
様々な種類の
「相反する感情」の間を
全て重ねることで
出現する場なのだと思う。
ただ、そこは
もはや感情が支配する世界ではなく、
純粋に感覚的な領域と
言ってもいいかもしれない。
私は、そのゼロの地点を
「ニュートラルな感覚」
の世界と呼んでいる。
いわゆる本当の意味での
自然体というのは、
このニュートラルな感覚を
足場に置いて、
初めて生まれるものだと思う。
怒りにしろ、悲しみにしろ、
希望にしろ、絶望にしろ、
感情というものは基本、
どこか力み(りきみ)が入っているものだ。
こうした感情から、
それらが持っている力みを取ると、
相反する感情の間、
つまりゼロに立つことができる。
勝ってやろうとか、
ヤバイぞとかいったような
気負いも不安もなく、
ただゼロの場に
ひたすら
立ち続けていたような気がする。
ゼロの地点、
ニュートラルな感覚には、
一切の感情が消えてしまっているようで、
同時に、
全ての感情の芽が
かすかに動いているような
不思議な感触がある。
それを言葉にするのは
極めて難しいが、
確かに言えるのは、
意識の感覚が
「ニュートラなゼロ領域」
に入った時、
自分でも信じられないような
常識はずれの強さと
エネルギーが出てくるということだ。
ふだんから、
相反する感情の間に立つ
(相反する感情の上位に立つ)ことを
習慣的にやっておけば、
ニュートラルな感覚のギアは、
きっと入りやすいはずである。
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これが、虚空に入滅
した状態であり、
意識が覚醒した状態です。
彼は勝とうとせず、同時に
負けようともしなかったから、
20年もの長い間、
麻雀は無敗だった。
お金を欲しがったわけじゃないから、
逆に莫大な金額を手にしたし、
そこに振り回されることも
なかった。
彼は、自らの経験によって
スピリチュアルな悟りを
体感しておられ、
その分かりやすい表現には
いつも感心させられてしまうのです。
お弟子さんたちには、
●モノゴトを「良い・悪い」で
判断するな、
●人生で損得勘定をするな、と
教えているそうです。
試合前には自然の中に溶け入り、
自然と共生し、瞑想し、
地水風火、そして
虚空そのものに成りきった。
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