私たちは、
頭の中に流れてきた言語（思考）を、
先ずは聞きとり（読み取り）、
その後、そのままを
無意識に口に出している。

とにかく、あなたが
口に出す前には、
必ず思考の声を
先に聞いている。
先ず聞いて、
それから口に出したり、
全く出さなかったりします。

そして、思考の声を
口に出さない状態の時、
ほとんどの人は
「私は考えている」というように
錯覚しているのです。

私たちは、
アレやコレといったような
思考言語の「聴き取り手」であり、
目撃者（観察者）であるという事実を
忘れてはなりません。

虚空や「上」からの声を聴くには、
「聴き取り手」としての感性を
一時期トレーニングする必要があります。

そして、虚空や「上」の声を
受け取る前に、
その受け取りをジャマしている
「比較評価の思考」という雑音を
外すことが必要です。

比較評価の雑音を外すには、
その雑音を聴き取る能力が
大前提となります。

自分の頭の中の雑音に
全面的に気付き、
「聴き取る能力」です。

聴き取ることができたということは、
比較評価の声に気づくことが
できたわけですから、
その雑音の支配から
意識的に距離を置けます。

繰り返します。
私たちは「話す」ことの前に、
必ず何らかの思考言語を
「聴く」ことが先に起こっています。

あなたは一瞬にして言語を聞いて、
そして口に出していくか、
頭の中に閉じ込めるか、
このどちらかです。

風景を観ていても、
人と交流していても、
あなたの「頭の中の声」を
聴き取り続けて下さい。
比較評価の思考に
気づくためです。

頭の中のどんな声に
耳を傾けるクセがあるのか、
よくよく気づくようにして下さい。
慣れた波動の思考にばかり、
「部分的」に耳を傾けるクセに
なっていませんか？

「全体的に聴く」
「全一に聴く」
「総合的に聴く」、
そのような態勢に
なって頂きたいのです。

高次の声や、
神の声（情報）は、
ホワイト・ノイズ（思考言語ゼロ）（中立な真空）
の中でのみ、
あなたに「点」で伝達してくる。
（＝量子テレポーテーション）

先ず、あなたは
「点」の状態で情報を聴き取り、
それを物理的な脳が
あとから言語化してくれる。

「上」からの最新情報は、
最初は言語になっていない。
光のツブの点でしかない。

だから、最初から
言語メッセージを探し当てようとか、
言語としてチャネルしようとしても
無駄なのです。
多くの人が、
ここでチャネリングを間違えます。

「何となく」のような感覚で
伝えてくることも多い。
その「何となく」を、
いっさい分析せず、解釈せず、
そのまま素直に受け取ると、
やがて言語化されていく。

何れにせよ、
「上」からの音声を受け取る側は、
マインドの鏡が
澄み切っていなくてはなりません。

そして何よりも、
天の意だけを受け取るという
あなたの純粋で強い決意が
必須です。

今年の講座では、
どなた様に限らず、
各自の高次の声を
素直に受け取って頂けるよう、
全力を尽くしていきたいと
思っております。