独り(昨日の続き)
◆今日も、重要なポイントです。
私たちは、所有の中心を【自分】だと
思いこんで生きてきました。
そして、愛というものに関しても、
勘違いをしてきました。
世間で言うところの愛は、
所有の興奮であり、
「のぼせ」に過ぎないのです。
あなたが誰かを愛し始めて、
自分のものになると、
愛は冷める。
でも、障害があったり、
完全に所有できなかったり、
自分の手から離れていくと思うと、
愛は熱烈になる。(家族間でも)
障害が多いほど熱烈に感じられる。
ジャマがあるほど、
自我は何とかしようと奮闘する。
それは自我の問題になる。
障害があるほど、拒まれるほど、
あなたはのぼせて、張りつめていく。
世間的に愛と呼ばれているものは、
単に自我の「のぼせ」「緊張」「奮闘」「葛藤」だ。
所有したがる自我には、
決して真の愛を知ることはない。
もしあなたが、全面的に独りでいられるなら、
たとえほんの一瞬でもいいから、
独りを明確に知ったなら、
その時、自我(所有の中心)は死ぬ。
【自分】【私】はいなくなり、
全体ひとつ(全一)に溶けている。
虚空の深い愛に溶けて
完全に「ひとつ」になる。
そこでは、全員とも溶け合ってしまうから、
真の一体感を感じて、
淋しいはずがないのだ。
寂しさを感じるのは、
あなたではなく、
自我だけだ。
自我は、他者に癒着し、依存し、
関係していないと存続できない。
自我は決して「独り」の状態では
生き残れない。
ですから、あなたが独りであるならば、
自我は弱まり、
真のあなたの尊厳が起こってくる。
これは一人暮らしのことを
推奨しているのではありません。
一人暮らしであれ、誰かとの暮らしであれ、
「独り」の意識に進化しなくてはならない。
独りであることは、
あなたの尊厳の進化であり、
非常に意識的な行為であり、
今までの無意識の自我は消える。
独りであることは、
エネルギー上の依存がなくて、
関係するものを何も持たないから、
個としての最高の自由を得ている。
私たちの意識は目覚めが始まり、
いまや、自分が独りなのだということを
理解する地点にまで進化してきた。
独りである意識こそ、
覚醒の基礎であり、
光明を得る第一段階です。
もしあなたが、逃げることなく、
無意識になることなく、
意識的に独りである準備が整ったなら、
可能性に満ちた個としての神性が開く。
その神性は、
【自分】【私】を超えた「ひとつ」なるもののこと。
あなたは独りであることを通じて、
この「全体性」「全一」
「ワンネス」「虚空」に達する。
気をつけて頂きたいのですが、
この「全一性」のニセモノが、
世間ではかなり出回っています。
◯◯教徒、◯◯教義、国家主義、
といったような、個の自由など完全に
抑圧された集合体です。
「我々は一つだ!」と叫んでいるが、
これは全一性の代用品でしかない。
「真の全一性」(虚空)は、
全面的な「独りであること」を通じてしか、
訪れてはくれない。
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