「やりたいことが見つからない」
という悩み？をよく耳に致しました。
でも、生きがいとか、やりがいを探す症候群は、
やはり世間から刷り込まれた自我の妄想に過ぎません。

生きがいを見つけるとか、
やりがいを探すといったような、
何らかの変化を待っている状態というのは、
意識の焦点が「未来」に置かれているわけで、
今この瞬間に「変化へのエネルギー」が
流れ込むことをジャマしているのです。

今この瞬間を、
すでに喜び楽しんでいる状態や行為でなければ、
外部的な変化（進化拡大）も起こらないのです。

今この瞬間に、喜びや楽しさが生じていないなら、
今この瞬間の物理次元に
それらが流れ込むことはありません。
だから、今ここがつまらなくなるのは当然です。

結論を言いますと、
何らかの行動や行為の中に
喜びがあると思い込んで、
そこに「やりがい」を見つけようとするのは、
大きな間違いだということです。

本当の喜びは、行為や行動それ自体の中にあるのではなく、
あなたを通じて、行為の中へ流れ込ませるべきものだからです。

もし、喜びが、
特定の行動や、特定のモノゴトの中に
存在していると誤解するなら、
あなたの喜びは、
外側の何かから「もぎ取る」ものだ
という考え方になってしまいませんか？

実際、世間での考え方は、
それがほとんどを占めています。
とても危険でツマラナイ考え方です。

そうなると、あなたの喜びも楽しさも、
外側の世界から奪ってこなくてはならなくなる。
あるいは、外側の世界から、
あなたのもとへ訪れて欲しいと乞い願うハメになる。

こういう状態になってしまうと、
欲求不満しか起きません。

なぜなら、
外側の世界は何も与えてはくれないからです。

喜びも楽しさも、
あなたの内側から外側の世界へと、
流れ込ませるものだからです。
つまり、内なる天から、外なる地へ、
送り込むものだからです。

人生の重要な目的は、
覚醒した意識の光（喜び）を、
この物理次元に持ち込むことにあるのです。

その時、あなたの行動からは、
どんなに些細（ささい）でシンプルなものに対しても、
必ず天意の意識が込められていきます。
とても質の高い（高次の）行為になります。