無為を為す
個人を超えて大いに拡大した天意の「意識」と、
天意の深みによる「行為」、
このふたつを合一して生きることが可能になった時、
スピリチュアルな学びの基礎からは
完全卒業となります。
天意に基づいた「意識」と「行為」の合一は、
別の表現を借りるならば、
「無為」を「為す」ということになります。
「無為を為す」とは何だろう?
仕事や願望に向かって、
やたらと活発に動きまわるのはとても簡単ですし、
逆に、何もしないで、
世間から引きこもった生活をするのも簡単です。
この二つは極端な陰陽のブレの現われですから、
陰陽が合一(SEX)されず、
新たな創造が起こりません。
夜も昼も過剰なほどに活動的で、
絶えず動きまわり、
落ち着きのない人たちがいます。
人生そのものが騒々しく、
忙しいための何かや仕事を常に必要としている。
男性性(陽)への極みです。
落ち着くことが怖いのだ。
落ち着くと、未来への不安が怒涛のように押し寄せて、
パニックになりそうだから、
何かによって、不安を忘れたいだけ。
かと思うと、非常に消極的で、
怠惰になってしまった人たちもいます。
怠惰の極みまで来てしまい、まさに死に瀕しています。
ある種の鈍感さ、
生気のなさ、
否定的な虚無感、
これらも実に不自然で、
女性性(陰)への極みです。
そして、貧しいのは、日々がツマラナイのは、
全て世間のせい、他者のせい、政府のせい、
世の中のせいだと言わんばかりに、
物理次元の現実世界を
非難し続けているはずです。
でも、彼らが貧しいのは、
実は内面から来ているのであり、
「天意を深く込めた行為」が
完全に自分の中から消え失せたからに過ぎません。
文句を言いながら、
非難しながら行為をすることはあっても、
生かされている喜びや感謝からの行為が
消え失せてしまったのです。
その彼らが、一体どうして創造的になれるでしょうか?
富裕になれるでしょうか?内面の問題です。
彼らは搾取(さくしゅ)されてきたから貧しいのではない。
内なる天意が貧しいだけです。
ですから、大金持ちの人の有り金を、
全て貧者に分配したとしても、貧困は消えない。
あいかわらず内なる貧困を現実化するからだ。
貧困はずっと奥深い内面にある。
「無為」という女性性への片寄りゆえにある!
「為す」は、あなたを積極的(男性性)にさせておく。
「無為」は、あなたを女性的にさせておく。
双方が統合されてバランスを取ったなら、
あなたの内側に「真の中庸の華」が開く。
これが神の開花だ。創造システムの開花だ。
宇宙の自動的な「創造システム」がようやく動き出し、
あなたの機能不全が直ります。
草はひとりでに生える。
新しい現実はひとりでに起こる。
ただし、ゼロポイントと
反射ポイントという「聖なる双子」が
統合された時だけであり、
「無為」を「為す」ことができた時だけです。
人は天意をもって行為しなくてはならないけれど、
「やり手」(自我)があってはいけない。
あたかも「天の道具」「天意の通路」として
行為することが自然なのです。
あらゆる行為において、
自分がやっているのではないという感覚、
個としては「無我」「中庸」の状態にとどまらなくてはならない。
大いなる全体の「天意」そのものが
勝手に起こっているという感覚です。
意識の覚醒をしようとする努力は、
並大抵のことではないかもしれません。
私たちが、人生において遭遇する最大のチャレンジです。
最大の冒険だから、
人生に対して勇敢で情熱のある人だけが
向き合うことができる。
それでも、向き合った人には、
必ず最高の喜びが待っていることを保証します!
そこまで頑張って進むことが来たら、
あとはモノゴトがひとりでに起こり始める。
あらゆるものが、
自らの内なる創造システムの力
によって、動いていくのです。
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