宇宙の創造の公平さは、

全員が全く異なる体験をすることにあるのです。

かつて私たちは人間社会において、

同じ価値観や同じプログラムを

「言語」によってマインドに刷り込まれ、

全員が似たような現実を創って、

似たような感情体験をするハメになりました。

そうなれば、イヤでも相対的な競争心が発生し、

比較競争にまい進する人生になるのは

当然のなりゆきだったのです。

ところが、今後、徹底的に価値観フリーになり、

思考や言語の呪縛からフリーになり、

二極化したプログラムからフリーになると、

全員の興味や好奇心が異なるようになります。

すると、相対的に比較競争する意味がなくなり、

絶対的価値を全員が持つことになります。

実は、本来、全創造の根源（虚空）は、

そのつもりで生命存在たちを創ったのです。

私たちのボディが今ここに人型生命体として創り出され、

今ここに生かされ続けているということは、

ただ生きているだけで、

もうすでに絶対的価値があるのです。

あなた「が」必死で頑張らなくても、

いのちが放つ喜びに同調シンクロしていくだけで、

オリジナルな経験、オリジナルな現実創造を

観ることができるようになります。

今までの歴史において、

わたしたちの意識は、

世間や社会や他人という「外側」からもらった

価値観、概念、信念を盲信することで、

現実をつくって経験してきました。

特に、

正しい、高尚、崇高、徳、聖なるもの、

神秘、立派、ハイレベル、救済、特別、素晴らしい、

などといったような、「優劣」を決めつける言語には、

かなりだまされてきています。

「幸せになるには、徳を積むことだ」

「人生の喜びは、人に奉仕するから得られる」

と教えられてきました。それは、少し違うのです。

何々をするから喜べるとか、幸せになれるとか、

条件つきの幸せ、条件つきの喜び、

ご褒美主義のような法則で宇宙は創られていません。

私たちが何をしてもしなくても、

喜びしか放出していないのが宇宙の根源です。

条件つきが当たり前になった人間世界では、

外側から教えこまれた人工的な価値感によって、

各自の喜びが規定されてきました。

他者から規定された喜びなど、

所詮は幻想でしかなく、

頭の中の興奮と満足に過ぎません。

全身全霊で普遍的に感じる喜びの躍動ではないのです。

でも、意識の覚醒のサイクルに入った今、

私たちはようやく外側の世界の価値感や条件が

「創造の真実」ではなかったことに気づいているのです。

今まで外側から見聞きした価値観の多くが、

自分の喜びに限界を与えてきたことに気がつき始め、

やはり「真実」は自分の内側で「感じて」いくものだ

ということに気がつき始めているのです。

そして、誰もが、各自の内なる根源の

ゼロポイント（創造源の意識）につながれば、

そこから「いのちの喜び」のシャワーを浴びることが

出来るということに気がつき始めているのです。

ただし、生きているだけで絶対的な価値があるということを、

心底から全身で理解して喜ぶ時、

逆に、ヘラヘラ、のんびりだけのユル～～～イ生き方には決してなりません。

いのちが持つ「絶対的な価値」そのものが、

あなたの奥底から躍動し始め、

喜んで動きたくなるからです。

自我の頭が中途半端に

「喜びだけで生きればいいのか」と思うと、

創造源の意識が眠ってしまいがち。そこは要注意！

エゴが信じ込んでいる「喜び」の意味と、

いのちが放つ「喜び」とは完全に次元が異なる！

いのちとしての喜びが１００％全身に広がって生きる時、

必ず、フットワークは軽くなり（面倒くさいがなくなり）

ますますこの世に奉仕貢献する「神あそび」をしたくなるはずです。