虚空の思い（天意）のままに、

現実の世界が発展的に創られていくには、

まず意識のレベルを変える必要があります。

私たちの意識が変われば、私たちから放出される波動の質が変わる。

ちょうどスプリンクラーが水をまき散らすように、

各自から湧き出す波動が周囲に拡散されていき、

結局、それをまた吸い込む（受け取る）のはご本人というわけです。

意識レベルを高めたいと思っても、

どうしていいのか分からずに苦戦する方もおられるでしょう。

そんな時、私たちの根源の基本に戻るのです。

つまり、虚空という大いなる意識を思い出して、

その意識を見本にして真似る（まねる）のです。

「虚空」それ自身は、物理的には何も存在せず、

ただの闇の広がりでしかありませんが、

この虚空には、無限の可能性が潜在的に在るわけです。

そして、虚空から宇宙が創造された発端は何でしたっけ？

虚空それ自身が、

自分に内在しているその無限の可能性について、

「それって、一体どういうものだろうか？」

という疑問（問いかけ）を持ったことがきっかけでした。

その純粋な問いかけに対する答えが欲しくて、

ありとあらゆる無限の未知なる可能性を知ろうとしました。

それが全ての創造の始まりであり、観察行為の始まりであり、

万物創造のシステムになっているのです。

そして虚空は、おのれ自身を二つに分けました。

知る側（観察する側）、知られる側（観察される側）とに分けたのです。

この観察という行為ですが、

表面上（２D）の変化だけしか観ないのではなく、

奥行き（３D）の深みまでを、充分に観じて察することを言います。

ですから、虚空のコピーである私たちの意識も、

同じシステムを持っています。

未知なるものを観察して知ろうとする好奇心や情熱、

それが意識の高まりとなり、

やがて答えとしての具体的なモノゴトが自ずと創造されて起こってくるのです。

あらゆる全ては、

虚空のゼロポイントから生じる「光」によって創られていきますが、

その光のツブツブの全てには、

虚空と共通の意志（天意）が刻印されています。

共通の意志とは、「知りたい！」という好奇心です。

これでお分かりのように、私たちにとって、

未知への純粋な好奇心を持ち続けることは、

虚空に最も近い状態で生きていることになりますから、

エネルギッシュでエクスタシーに満ちた存在になっています。

意識を高めて進化拡大発展するために、

先ずは純粋で素直な好奇心や冒険心を持ち続けることが必要なのです。

知りたい（観察したい）という健全な欲求が活発になると、

人型生命体のエネルギー場（全身の量子場）が生き生きと躍動を開始し、

それがこの上ないエクスタシーとして感じられます。

全身の細胞も、脳も、格段にレベルアップした機能を発揮し始めるのです。

そして、虚空は

「この最高傑作である人型生命体たちが、

いかに全体調和して進化していくのか、ぜひ観察していきたい」

と意図しているのです。