何らかの行動の習慣や、

何らかの思考パターンに従うたびに、

それは私たちの内面で強化され、

次第にソレ無しではいられなくなります。

まるで強い薬物中毒患者のように

パターンの繰り返しを欲しがるようになります。

たとえば、私たちは長い長いあいだ、

他者や現実のモノゴトを「力づくで」（あるいは念力で）

プッシュして思い通りにするという

片寄った男性原理の手法を用いてきました。

ほとんどの人がそうであるように、あなたにも、

現実や他者をコントロールしたがるカルマ的な習慣があります。

今こそ、そのパターンを変える時です。

意識の変容と身体の進化のためには、

コントロールしたいという衝動を手放し、

一瞬一瞬の全てを「それでよし」と信頼することが不可欠なのです。

自我は、プログラムされてパターン化された行動を取らないと、

「正常」だと感じなくなっています。

自他のことも、モノゴトのことも、

常に二極化して判定し、解釈し、

分類せずにはいられない偏執狂に変質してしまったのです。

私たちは、自分が安心するためには、

経験するものや見るもの全てを「判定したい」という思いに駆られますが、

地球と地球人類が意識変容を起こすには、

この誘惑に乗らず、パターン常習性を断ち切る覚悟が必要です。

それができれば、大きな変容が起こり、

超意識へと進化拡大するでしょう。

私たちは、プログラムされた信念体系にしがみつき、

自我の性格パターンにしがみつき、

それが「幻想」であることに全く気づかず、

幻想を正常な状態として、従事する傾向にありました。

大勢が従事している幻想にひたっていると、

何となく自分も正常で安心だと感じられるからです。

実のところ、人のマインドが創り出したもの

（信念、観念、思考、感情反応）は、全て幻想中の幻想です。

それらは、人としての現実体験を超えた、

「気付いている意識」（観察意識）としての「私たちの本質」を

表すものではないのです。

それらは、普遍的な真実ではなく、人の自我特有の傾向であり、

私たちの変容と進化拡大を妨げるものなのです。

真実は「全一」であり、「たったひとつ」です。

あなたが「純粋な愛の観察意識」であることだけです。

それ以外は全て幻想か仮相です。

二極性の中を何千年もブレて生きてきた私たちは、

あまりにもそのブレが当たり前になって、慣れてしまいました。

無意識にアッという間に善悪の判定をし、

正誤の判定をし、優劣の判定をし、片寄ってきました。

判定しないでいると安心できないほどに中毒化しました。

でも、今や「種」としての変容を遂げる時期が来た以上は、

自他やモノゴトを判定して、

そこにレッテルを貼る常習性のパターンをやめなくてはなりません。

判定やレッテル貼りが存在しない「未知の領域」へ入っていくには、

自他やモノゴトを「そのまま受容する」ということを

身につけなくてはなりません。

それは神への学びなのです。

地球には今、新しい意識が覚醒中です。

それは各自の信念体系や人格や思考や感情パターンを超えた

「生命の本質」（聖霊的スピリット）なのです。