私たちの身体は、祖先から受け継いだDNAから構成されていますが、

実は、私たちのもっと深い内面（無意識レベルの深層）には、

古代から伝えられてきた青写真的な要素があり、

それが「元型」(げんけい)」です。

これは、全人類に普遍的に存在しています。

私たちの青写真、鋳型、

つまり元型 (アーキタイプ：archetype) は、

「真の意識」と「自我」に対して

マインドのエネルギーを介して作用します。

元型は、わたしたち全員の中に

インプットされているエネルギーです。

それらは自然界の元素

（火・風・水・土のエレメント）や、

古代から伝わる神や女神のエネルギーなどです。

もしもある特定の神や女神や

古代からの象徴的エネルギーに対して、

あなたが親近感を覚えるのであれば、

それは自分の中に

その青写真（ブループリント）があるからですし、

そのエネルギーと同調共鳴しているからです。

そして、自我も元型のひとつであるということは

一般にはあまり知られていない。

集合的無意識の「作用点」である元型は、

膨大なマインド・エネルギーを備えることがあり、

元型の作用があまりに強く、

自我が真の自己（ゼロポイント）として超越（変容）していない場合、

自我は、元型を自分自身と混同し、

元型の像に同一化することがある。

例えば、「神」「戦士」「英雄」の元型に

強く自我が同一化するとき、

自分が非常に大きな力・権力を持ち、

偉大な存在であると錯覚する事態が生じる。

これを自我の肥大化と言うが、

集合的無意識は、ある場合には、

無限のエネルギーを持っているように見えることがあり、

その結果、自我の肥大化は極端化し、

自分こそは、世界を変革する戦士であり、

英雄であり、偉大な指導者であるなどの

妄想的な錯覚が生じることがある。

私たちは、個人自我を超えて万物一体愛の意識へと進化中です。

ゼロポイントに覚醒し、自我の元型を超え、

あらゆる精神的な元型をもニュートラル化した時、

その深奥にある「自然界の元型」「自然界の元素」（地・水・風・火）

へとつながることができます。

私たちは、この自然界の元型と元素（精霊）に対しても、

自我による歪み（ひずみ）を起こしていますから、

それを愛でニュートラル化して、

調和を取っていく必要があります。

そして自然界と調和して

感応道交（同調共振）することができるようになったなら、

各自が、その都度の「為すべき青写真」を

直感的に霊的に感じ取ることができるようになります。