私たちの現実世界（地球の現実）には、

「時間の概念」があります。

そして、過去という概念を作ったなら、

必ず同時に未来という概念も設定されてしまいます。

「将来は、絶対にこうであってほしい」

という執着めいた感情が湧くなら、その裏には必ず、

「将来、あんなことが起きたらどうしよう？」

という不安が隠れています。

こういった揺れ動く不安な感情は、

必ずあなたの「過去の記憶」から発生しています。

恐れや不安は、

すでに過去に体験したことがあるからこそ、

何回でも湧きやすくなっています。

このような過去の感情に引っ張られて、

「また、同じことが起きたらどうしよう？」

というお決まりの思考をいだくのは、

あなたの「時間の概念」が、

いまだに古い３次元仕様になっているからです。

つまり、「直線時間」の概念になっている。

過去から現在、そして現在から未来へと、

時間が直線で続いているという考えです。

新しい時間（空間）の概念に切り替わっていない。

時間は直線のことではなく、「立体空間」の波動の様子のことです。

空間の波動が高次で細かいなら、時間は速い。

最高最大の愛（無条件の全体愛）であるほど、

モノゴトの移り変わりがスムーズだということです。

感情体は、個人的な自我（人格・性格）を形成しているものであり、

感情パターンや言動の集合体です。

この感情体との一体化（同一化）こそ、

あなたの意識の覚醒を妨げる誘惑であり、

体の進化を妨げる誘惑なのです。

あなたが古い３次元仕様の「直線時間の概念」から離脱して、

今ここで一瞬にして、

時間を超えた「純粋な意識」「光の体」「光の柱」になる時、

あなたには初めて「感情フリー」という真の自由が訪れる。

過去から現在へ、現在から未来へと、

直線的に時間が流れているのではない

ということをあなたが理解できていくと、

あなたは自由な意識になり、

現実の起こり方も変わってきます。

そして、「現実世界は不自由で、不愉快なことが沢山ある」

という思い込みが、全くの偽りであったことを知るのです。

古い３次元仕様の「時間の概念」から離脱すると、

もう二度と過去の繰り返しをする必要がなくなり、

ようやく未知の自分を体験して

知っていくことができるようになります。

過去や未来からの「感情的な誘惑」に乗ることなく、

ただ中立に観て、受け容れてしまいましょう。

あのブッダも、このような「感情的な誘惑」を

中観で通過したことによって、

意識の覚醒を為したのです。

時間は「空間」の別名です。

毎瞬、虚空からは次々と

新たな現実空間が創られ続けており、

その現実空間の「進行の様子」を、

時間というラベルが象徴するはずでした。

過去においては、表層のラベルだけは変わっていても

（つまり、日めくりだけは変わっていても）、

その中身である各自の現実空間の進行が

かなり遅れていました。

これからは、一気に追いつくと感じています。