空観・仮観・中観
本物のあなた自身を知らずして、
本物のあなた自身を経験せずして、
「本当の純粋な生」「純粋な人生」を知ることができず、
今ここに生きている根本的な意味が
全く無いと言っても過言ではありません。
(でも、自我のままでダメと言っているわけではありません)
本物のあなたが本物の人生を観るために、
今ここで「生命の巡り」を頂いているのです。
プログラムされた自我や、
他者から作られた自分の観点・視点からは、
本当の生が何であるかを素直に観察できず、
体験できません。
中立に観察する者(視察する者)になるということは、
まさに虚空という最高の全体愛の意識になることです。
それはつまり、自我のメカニズムを解体して、
もう二度と偽の自己を立ち上げないことです。
かつて、自我の深い死を決意した方々でさえも、
いつの間にか自我を立ち上げている方も
おられるようだと「上」から言われています(大笑)
自我を解体し、二度と立ち上げないための
「日々のエクササイズ」を明日お知らせしようと思います。
その前に、知っておいて頂きたいことがあります。
仏教における三つの観点(視点)です。
一、空観(くうがん)
いっさいの物事や事物は、空(くう)である。
からっぽである。無である。だから壊せない。
二、仮観(けかん)
空は壊せず、したがって空による創造も止められない。
創造は常に千変万化であり、仮の姿、仮想、幻影であるが、
この仮想世界を壊滅させることもできない。
現実世界はあくまでも「幻影」でしかないと知った上で、
それでもなお、
幻影のカタチや事物や現象を軽んずることなく、
逃げることなく、否定すること無く、操作することなく、
素直に受け容れて、純粋に向き合っていく。
三、中観(ちゅうがん)
自分が「空」であるということにも、
そして創造されたカタチや事物にも、
いずれにも同一化をしないこと。
(=両方同時に受け容れること)
(=両方同時に手放すこと)
ブッダは、修行の最後に「中観」「中庸」に到達し、
真の実在として覚醒しました。
彼は中観を「正念」とも呼びました。(賢者の石です)
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