水という言葉、水に関する知識、水を思うこと、

それは水ではない。

神とか虚空という言葉、それに関する知識、

それは神や虚空ではない。

音符も生きた音ではない。

知識や言葉は、断じて「理解」ではない。

メニューに書いてある文字、

それは生きた食べ物ではない。

メニューに書かれた言葉を見て、

あるいはメニューの文字を食べて、

食事を理解したと言えるだろうか？

多くの人は

メニューの言語を食べているだけだから、

飢えたままである。

そして、なぜこんなにも

言葉を食べてきたのに

全く満ち足りないのかが、

不思議でたまらない。

言葉、文字、シンボル、知識、思考、それらは生きている真実などではない。

残念ながら自我は、

言葉の寄せ集めで構築されている！

だから自我は生きている真実などではない。

真実とは、今ここで実際に生きているもののことだ。

その真の意識存在（真の自己）を味わっていないから、

内面が枯渇したまま不満なのだ。

今ここに生きている真実は、

イキイキした「感覚」で体験して知るものだから、

言語や思考や頭とは何も関係がない。

真実は言語を超えていて無限に広大である。

言語で代替することができない。

思考理論に収まりきらない。