自我は、過去の思考をもとに機能しており、

過去に達成できなかった怨念を、

「いつの日か」という未来へ

「投影欲求」するメカニズムなのです。

つまり、自我は、絶対に「そのままの今」を嫌う。

自我は、何かを「成し遂げたい！」

という思考の支えを必要とする。

自我は、ユートピア志向であり、結果志向であり、

目標志向であり、「達成屋」「成し遂げ屋」なのです。

志向が思考になっているのです。

自我には常に、達成に対する「解釈」（思考）があり、

達成に対する「分析」（思考）があり、そうなると、

虚空の新しい光情報の流れに、STOPがかかる。

だから「気付き」「覚醒」の流れにSTOPがかかる。

「まだ、【覚醒者】になっていないじゃないか」

「まだ、自分は世の中を変えていないじゃないか」

「まだ、有名になっていないぞ」

「まだ、裕福になっていないぞ」

「まだ、特別な存在になっていない」

「まだ、世の中に貢献した証拠のカタチを作っていない」

こんなふうに、「今の内面」のことなど見向きもしないで、

過去に成し遂げられなかった「表面上のカタチ」や

「達成のカタチ」への執着を、

未来に成し遂げるべき「幻想」として作る。

ここに、過去から未来へと、

「二極」を結んだ直線的な思考（時間軸）ができる。

そして、あなたは平面（２D）の動きに閉じ込められる。

３Dという「愛の奥行き」の進化にはならない。

新しい気付きが起きない。

未来に成し遂げるべき目標が全く無ければ、

「今という全体」に全意識を向けるしかなくなり、

自我メカニズムは深く死ぬ。

そして私たちの今の意識は、垂直３Dへと飛翔できる。

「明日」とか、「いつの日か」など無い。

明日など絶対に来ない。

少なくとも、個人の頭が前もって描けるような

そんなバラ色の明日は来ない。

目標を描くこと自体が、

過去の怨念データをもとにしているから。

真の目標は、「今という全体」に有るのです。

過去は部分、未来も部分、「今」だけが永遠の全体！

今ここに１００％（全体的に）向き合って、

全てにおいて等しく愛をもち、

誠実に取り組むことが真の目標です。

明日や「いつの日か」の特別目標はいらない。

「今ここ」の意識エネルギーを、

明日や過去へ流しすぎる。分散しすぎ！

だから「今」の自分が疲れる。

「今」の光、「今」の愛が不足し、

「今」が至福ではなくなる。

「今」の光が不足だから、満足できるはずがなく、

ますます目標達成に走る！

「今」の不足感によって、

「今」が不安になり、孤独を感じる。

愛で輝く生命体にならない。

意識（天意のエネルギー）を全て

「今という全体」に注いで下さい。

「他の日時」の幻想へ分散させずに。