愛は決して目に見えない。本当に見えない。

そして、今日のお話しこそ、誰にも見えないものです。

私たちの身体は、もともと「愛」の放射をする体だったのですが、

自我プログラム（バグ）が挿入されて、

愛１００％の身体ではなくなっていることは先日お話しした通りです。

ところで、あなたの意識は、

あなたの身体が愛１００％の状態に変容することを

本当に許せているのでしょうか？

そんな愛の身体を本気で観たいと意図しているでしょうか？

生き延びる策略や、

食べていくための算段から完全に離れ、

世俗的な計算からも完全に離れ、

ただ愛の奉仕のためだけに

１００％生きる意志はありますか？

この素直な深い意志によって、肉体の変容は必ず始まります。

そして、その変容の前に、

肉体は「サナギ」のような混沌状態へ入りますが、

その先は全く観えず、予測もつかず、

それも各人各様の能力が異なっていきます。

そして、この身体が今まで同様な中身でなくなり、

今の肉体のような形態を取らないボディになっても、

それでもなお愛してくれるか？という「愛の踏み絵」が

肉体サイドから突きつけられます。

極端な話しですが、あなたの身体が今の形状を全く消し去って、

（もしかしたら）完全に愛の「水蒸気」のようになって、

散り散りに空中へ溶け去って、（＝深い死）

宇宙空間そのもの（宇宙ボディ）になってしまったとしても、

そのような変貌をとげても、

あなたの意識はそれを愛をもってワクワクしながら観察できますか？

という肉体からの問いかけの「踏み絵」です。

実は、すでに肉体のほうは「変容」に関して合意をしているのです。

とっくにOKしています。しかも、そのことにイキイキと喜んでさえいる。

ですから、怖がっているのは、自我の頭と感情のほう。

愛１００％の奉仕の状態を許すとき、

つまり、あなたのものだと信じてきた肉体を

操作することも、期待をすることも、一切やめて

肉体それ自体に主導権を明け渡す決意をするとき、

一体どんな化学的な変容が肉体に起こるのか、

それは今まで知ったことがないだけに、自我にとっては本当に怖い。

ということは、自我の頭よりも先に肉体のほうが

愛の意識として１００％稼働している状態です。

肉体は、頭よりもはるかに賢く、

愛を生きる情熱が深いということです。

肉体というものは、いかなる風貌になろうとも、

そして人目につこうがつくまいが、

無視されようが、ほめてくれなかろうが、

そんなことにおかまいなく、

全てを包み込む「愛の空間体」（至福体）となって、

愛を放射しながら存在し続けるつもりなのです。

未来永劫・・・。

その肉体（女性性）がやろうとしているメタモルフォシス（変容）に対して、

あなたの意識（男性性）はワクワクして準備できていますか？

あなたのボディの変容の結果、

どんな様子やどんな風貌になろうとも、

あなたの意識は永遠の愛で観察できますか？

肉体の変貌を観るのがどこか怖くて、

意識を眠らせるやり方（＝浅い死＝肉体死）

をとるのではなく、

あなたの意識を明晰に保って覚醒させたままで、

「この全身がどうなっていこうとも愛せる！」と思えますか？

イザナギが、根の国でのイザナミの変貌（サナギ状態）を観て

「ああ、気持ち悪い」とサッサと逃げたように、

あなたの意識も肉体の変化から逃げますか？

（つまり、世俗のプログラムに縛られた「毛虫」にまた戻りますか？）

自分の肉体が空間存在になる可能性があるという

「乗るか　そるか」の賭け事のような一瞬に、

あなたの意識は入っていく勇気がありますか？

その勇気こそ、あなたの身体に対する真の無条件愛なのです。

でも、まだまだ「毛虫の経験」（自我の好き勝手）を

たっぷり体感するという醍醐味も

実は本当に素晴らしいことなので、

そこはしっかり堪能しきって下さい。

全く焦らなくていいのです。

全員が「変容」への先陣を切るタイミングに来ているわけではないからです。

ただ、この時期に先陣を切る方々は、

今ものすごい勢いで「踏み絵」が迫られおり

今までになくソワソワする感じがあるでしょう。

それはご本人には必ず感じられているはずです。

先陣を切って変容していく時期に来ていると感じる方々は、

そろそろ意志を固めて、「肉体がどうなっていこうと、愛するぞ」

という意識を覚醒させて下さいますように！

◆画像の二つの石は、鳥取の長田神社のもの。

黒いほうが「深い死（サナギ状態）」を表し、

白いほうは「サナギからの変容後」です。

新生（不死の蝶）を表しています。

この石にむかって、意志を固めて下さい。