刻印を押す(=マーキング)

| すぴりちゅあるブログ

新刊に書きましたように、私たち生命体は「空間的な存在」です。

「かわいい!」とか「渋い」とか「イケメン」とか、表面的なものに目を奪われがちですが、生命存在の中身は光の空間でできています。

 

細胞や原子の中は「光の空間」だし、どこにも物質など無い。

 

肉体の「ふち」(アウトライン)が濃く見えているだけに過ぎないから、物質としての肉の固まりがあるなどと錯覚しないで下さい。光が動く空間、それが私たちのボディです。
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Prints of hands of the child, 2,5 years

私たちは、相手や自分という「空間」に向けて、「~だ」という言葉の刻印を押します。

 

何らかの場面(空間)や状況(空間)に向けても、「~だ」と刻印を押します。刻印の色に染めてしまうのです。

 

時々刻々と変貌する自由空間に対して、自分の手垢をつけるようなものです。

 

何かに向けて、特定の刻印を押すのは、犬のオシッコと同じで「マーキング」なのです。マーキングは所有したいからですし、支配下に置いて操作するためです。

 

自他に対して、「自分は~だ」「あの人は~だ」という刻印を押してしまうと、自他ともに別の状態へと自由に「新化・進化」できません。

 

現実状況(これも空間)に対しても同じことです。「今、貧しい」「今、困難な時」といったように、「今、こんな状態だ」という刻印を押すことによって、現状が変化しにくくなります。

 

わざわざ一時期の状態(空間)を所有して、支配下に置いて、そこを「やりくりする」(操作する)ことに命を注ぐのです。
個人的な自分がやりくりしなくたって、天地の意志によって自動的に「やりくり」されてしまうというのに・・・。

 

言葉で刻印を押す(マーキングして所有する)、つまり「とどめ置く」ということが何を意味するのでしょうか?
とどめ置くとは、そのままに「とどめる」ことですが、とどめる」意識、「所有する」意識になることは、一向に進化させないことを意味します。

 

前にも書いたことですが、漫画の1ページにピンを刺すのと同じで、その後のページへと進めないことになるのです。
さあ、あなたは「無限に新化する空間」に向かって、何を刻印してジャマしていますか?

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