今まで、私自身も師からのアドバイスを受けたり、そしてそれを活かしながら、沢山の方のご相談にも立ち会って参りましたが、そのご相談内容といえば、「世の中をこうしたい」というような全体繁栄のことに関するものは「皆無」でした。

自分単体が生き延びて、あれやこれや引き寄せて、自分単体の「行く末」がより良くなるということだけを考えるパターンでした。

単体の自我を中心に世界をまわそうという「考え」（改ざんされたデータ）を基点にみんなが生きていたのです。→でも、決して悪いことではありません。

そして、そういう考えがどういう状態を創るか、いやというほど知ってきました。
で、ようやく以下のことに気付き始めています。（気付いていない人もいます）

自我を中心にすると、なぜか「制限」がかかると。
天を中心にすると、なぜか「無限」になると。

自我中心の人にとっては残念なお知らせですが、個人の努力と頑張りをどれだけやったところで、光の柱（光の体）となって、まわりとの共栄を意識していくことには勝てないのです。

何しろ、光の柱そのものになることは、全ての次元を超越した「万能の聖域」になることだからです。

ただし、その証しがあなたに「一気にあらわれる」ことはありません。全体とのバランスで、全体とのタイミングを見はからって、その都度あらわれるからです。

ですから焦らないで下さい。過剰な期待（自我の期待）をしないで下さい。
何も期待せず（＝あきらめではない）、目の前のことに純粋に無心に取り組んでいくだけです。

「光の柱を立てているのに、特に何も変わらない」「感謝を日々しているのに、どうってことない」というご質問を受けることがありますが、それは自分勝手な「効能」と「ご利益」を、無意識に期待しているからではないでしょうか。

効能やご利益は期待するものではないのです。その都度に気付くものです。そして気付けたら自ずと感謝が湧きます。

ニュートラルになっていないと（頭が判断ばかりしていると）、気付くことができませんから、感謝も湧かない。

感謝すること自体、愛を感じること自体、「私たちの本質」の表現なので、これそのものが至福なのです。