昨日の続きの前に、どうしてもこれだけは先に知っておいて頂きたいのです！

以前、ヒーリングの先生が、「ニュートラルっていうのは、発展・繁栄・進化のことだよ」と言っておられました。

はい！本当にそれが究極の真実です。でも、仮りそめのニュートラルがありますので、その相違を書きたいと思います。

個人的に、肉体・感情・思考レベルでとらえる「ニュートラル」という意味と、霊的なレベルでのニュートラルは異なるからです。

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「聖なる二分法」、覚えていらっしゃいますよね？（新刊にも説明してあります）

私たちという存在は、大きく分けて「二部構造」になっているというお話しです。

創造の源である「ゼロポイント」と、そのゼロポイントが最初に創った「反射ポイント」との二部構造です。

「ゼロポイント」とは、創造し観察する「天の意識」の側。

「反射ポイント」とは、創られて観察される「個々のボディ」の側。（思考の体と感情の体も含む）

ところが、私たちはゼロポイントという創造意識（＝天＝神）が自分であることを忘れてしまい、反射ポイント（＝個々のボディ）の側だけを自分だと思い込んでしまいました。

完全に、「個人的な自我」になりきってしまい、全体的な愛の意識の側を忘却して、分断されてしまったのです。神を忘れて「半神」になったのです。

そうすると、個人的ボディの側の幸せというものは、思考に悩まされず、感情的にブレることなく、肉体的な快感が得られることが目的になって当然です。

個人的に、安心して、平和な状態で生きることが、再優先のゴールになるのも当然です。これは、自分をボディの側だけだと錯覚しているからこその人生目的です。

「今ここに存在する喜び」「ただ生きている喜び」「呼吸する歓喜」などといったような、大安心の境地（至福＆達観の境地）を達成する「悟りゲーム」くらいしか、個人にとっては目標がありませんでした。

個人にとっては、この大安心の境地のことがニュートラル（普通）という意味になるのです。（個人的で一時的なニュートラルですから、完全な全体愛のニュートラルではありません）

私たちは「二部構造」であり、しかも「本質・中心」であるゼロポイント（天の意識）の側が満足しないならば、今ここに生命として存在する喜びはホンモノにはならず、半減してしまうのです。

ゼロポイント（＝創造する意識）（＝天の意）にとっての「普通」「ニュートラル」とは、全ての人が愛の神として発展・繁栄・進化し続けることなのです。

それが普通で当たり前の「ニュートラル」だから、そこが満たされない時、霊的な飢餓を感じるようになるのです。

スピリチュアルをいくらやっていても、個人のことが動機ですと、やはり虚しい。

個人的に、生活が安定し、心が安定し、肉体が健全な「ニュートラル」だけでは、私たちは決して満たされないわけです。

やはり、自分および他人という生命体が、ますます愛の存在として発展し、繁栄し、周囲の人をもそのように導いていこうとする「愛の神」になるまで、満足できないのです。