あなた「が」、変化するのではない。変化が起こってくるだけ。
あなた「が」、答えを得るのではない。答えが降ってくるだけ。
あなた「が」、自立するのではない。自立が勝手に起こってくるだけ。

ですから、私たち個人の役目は、単なる「ちくわ」になること、「通路」になること、「空洞」になることしかありません。

これが自我を手放すということです。その時、私たちの中が自動的に「光の柱」そのものとなっています。
竹の輪から「光」という「秘め」（神秘）が出現する。秘めは、姫です。（かぐやひめのお話）

ただし、意識だけは眠らせないで、今ここにおいて目覚めていて下さい。今をちゃんと味わって下さい。

一切の思考（思い込み）を手放すことによって、完全な「スペース」ができ、生と死が同時調和しながら、スムーズに光が循環します。
その時、随時「自然な衝動」が湧くのです。今ここのあなたの中に！

その「自然な衝動」の連続が、神の羅針盤です。

神の指示、宇宙からの指示、それは前もって分からない。
神の意志や衝動や欲求は、「今」にしか起きてこない。

それは、本当にフツフツと「今」のあなたの内側から湧く。「頭」にではなく・・・。

前にも書かせて頂きましたが、頭（あたま）は、本当は「天玉」（あたま）と書きます。
その「天の玉」は、光のツブツブのこと。動いているいのちのこと。

思考をつかまえて考えてばかりいると（思考ばかりに執着していると）、光のツブが滞る。循環できません。
光は生きています。そして、叡智の動きそのもの！！！

あなたが自分の頭の中で同じような思考をグルグルさせるより、内なる中心（ゼロポイント）に向かって素直に「問いかけ」をしたほうが、「叡智の答え」が湧くのです。

二極分断の考えによって、多くの人が、「問いかけ」と「答え」を分断しています。
「問いかけ」と「答え」は同じもの。表裏一対。

答えが用意されない「問いかけ」は存在していませんし、問いかけが用意されていない「答え」も存在しません。

ですから、何でもかんでもセラピストや霊能者に尋ねるパターンから出ましょう！
いつまでたっても神の波動を自立させてあげられません。何でも実際に自分で体感して、真実の完全さを知って下さい。

常に正しい答えを得ようと考える、これも思考ゲーム。考えてばかり。そこには「空洞」「スペース」が無い。
自分で考えても仕方ないですよ！考えること自体が、「限界」の中に入ることだから。

分からない時、決められない時、「内なる中心」を信頼して「問いかけ」をし、その問いかけが答えとなって「ひっくり返る」ことができるように、「空洞」「ちくわ」「通路」「スペース」を確保することが何よりも大切なのです。

セラピスト・霊能者・ヒーラーには、独特の「業」というものがあって、過去世の「罪悪感」から他者を救おうとするパターンが少なからずあります。
かつての私もそうでした・・・。

そして、セラピスト・霊能者・ヒーラーには、「相手を見下す傲慢さ」という課題もあります。
かつての私もそうでした・・・。

相手を可哀想と見なすことや、救ってあげなきゃいけない「弱い存在だ」と思うこと、それは傲慢であり、その相手を全部「自我の力」だけで何とか助けようとするのも「傲慢」ですから。

全員の人が、「光の力・いのちの力」に自ら同調して生きるよう、その方向性を「具体的な態度で示す」ことがセラピスト・ヒーラー・霊能者の役割なのだと思うのです。単に、「経験上の先輩」であるだけのことです。