発音（つまり言葉）が、他者へ向かう乗り物であるならば
無音は、自分自身へ向かう乗り物となる

発音によって他者とコミュニケートし
無音（遍音）によって　自分の「最奥中心」（愛のゼロポイント）へと落ちる

自然なエネルギーは、常に「内なる谷」へと流れる
隠された情報も、常に「内なる谷」へと流れる

だから無音が重要なのだ

聖域に到達した者、
悟った者、
真理を知った者、

それは内なる深い沈黙の谷を知った者であり
谷は、谷という名の「エヴェレスト」だ

お宝の情報は、誰の「谷」にでも流れ下る（現象化する）
その本人が受容的で、自我を明け渡して、いつも空っぽになって、アホになって、受け取る姿勢であれば・・・

さもないと、自分が「鼻たかだかの頂上」となってしまい、エネルギーは流れ下ってこない

達成感あふれる頂上も、ひとつの頂点であるが、
それは「自我の頂点」であって、愛の存在や宇宙全体の頂点ではない。至福の頂点ではない。

そして、頂上を目ざすような「出る杭」（くい）は打たれるし、
全く「出ない杭」（眠った杭）であれば、ただ腐る