元気負け
横綱の白鳳さんを、好きでも嫌いでもなかったのですが、雑誌のインタビューでの彼の言葉に深みを感じました。
相撲界には“元気負け”という言葉があるそうで、プラスに片寄ると結局は負けるという意味です。
勝ちに行こうとすると、必ず硬くなって、墓穴を掘るそうですが、これは全てに言えるのだと感じます。
「攻めすぎず、受けすぎず」のニュートラルな境地が一番なのです。
そして、数字が重要ではないということも言っておられました。
63連勝を成し遂げた、勢いのあった過去の場所と、36連勝の今とでは、今のほうが格段に素晴らしい自分だというのです。
過去には勢いはあったかもしれないけれど、今のほうが経験もパワーもあり、筋力やバネも圧倒的に今のほうがスゴイと・・・。
そして、私が感動したのは、相撲というと、力とか技しか連想できなかったのですが、“繊細さ”が欠けてはダメということ。
白鳳さんの足の裏、そこには眼があって、その足裏の眼がミリ単位で歩幅を記憶しているのだそうです!
彼の一歩は65センチで、この歩幅より大きくても勝負がうまくいかないそうです。
すごい繊細な気の世界でもあるのですね。
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